〜前回までのあらすじ〜
高所作業の貴重な戦力、斬殺された二連梯子のあるの弔い合戦として、ベトベトスライムとの死闘を繰り広げるライル一行。
だがそんな闘いのあと、あっという間にクリスマスも過ぎ、そして新たなる年がやってきた。
そしてこの時期特有の恐ろしい風土病がライルの身体を蝕んでいたのだっ!
「もう、年末年始は何もしないで寝て過ごすんだっ!ムニャムニャZzzzzzzz」(๑>◡<๑)
> ただの寝正月かよっ! <
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芝シート自在切りの秘策
前回はガルバニウム屋根を外して、最初の計画通りのフェイク草屋根にすべく、ベトベトスライム粘液で下地加工をしたのね。
「しかし、ここに芝シートをどうやって密着させればいいんだ…」
これゴムシートに芝の芽が🌱編み込んであって、重さもあって自重で滑り落ちてきちゃうのね。
「ともかく当たって砕けろ方式で、先ずは切ってみよう。」
ハサミを出してきてと
「ぐぬぬ、この刃では切れぬのかっ。」
「そんな勇者にお勧めしたい商品が、こちらの替刃式エクスカリバーなんですね。」
「これは魔物の討伐から、日常の工作まで色々使えて便利ですね。」
> 替刃式エクスカリバー! <
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「おおお、切れるっ!」
秘技曲線切りっ
「で約3平米使って、こんな扇型切れましたっ!」(`・ω・´) シャキーン
蟲との遭遇
その切り立てのホヤホヤの屋根材を置いてみた。(`・ω・´) シャキーン
その切れ端を見ていたらふと。
「本当は、こういう明かりとりの草ドーマーをつけたかったんだけどな…」(´・ω・`)ショボーン
ドーマーっていうのは、屋根に突き出した出窓のことね。
散々検討して、シートを紐で縫い付けたら行けるかもと思ったんだけど…
「樹上に隙間だらけのこんなもの作ったら、蟲の巣窟になりますぞっ。」
「げっ、なんて恐ろしい事態…」
「しかも縫い付けただけでは、風で飛ばされること必至」
「ぐぬぬ、やめておこう…」(´・ω・`)ショボーン
こういうのはメンテナンス簡単な、地上工作物で先ずは試す事にしようっと。
ベトベトスライムとの死闘3
前回使った刷毛は完全にベトベトスライムに呑まれて、石化してしまった。
そしてドラクエウォークで捕まえたスライムの心を一滴加え、ベトベトスライエキスを錬成してと。
「ぐ、また有毒ガスがっ」
ここからは時間勝負なので一気に塗りたくった
「まてよ…三十分前のボクに問い質したい!一体どうやって固着させるつもりで始めたのかと!」
ベトベト錬成してからでは全てが遅いのだっ
「ぐぬぬ、万事休す。死して尸拾うものなしっ」
はい?(´⊙ω⊙`)
「まてよ。はっ、ライル閃きましたっ!角材並べて円錐の上を縛って、縁はクランプで押さえつければひょっとして…」
イメージしてたのと何が違うけど、無理矢理押さえつけた。
「密着してるのか微妙過ぎる…」