〜前回までのあらすじ〜
クリスマス需要の丸鶏を避けて、保存しておいたランプキャップを見事に焼き上げたライル一行。
そんな折に、強大な
「ま、まさかっ!前回軽く焦がしてしまったラムラック!🦆」
「くくく、果たしてこの真冬の極寒の中、肋骨付きの巨大塊肉を年末年始に芯まで焼く事ができるかな?」
ラムラックの香草焼きスモーク仕立て
「ファイャーボォォォール」
そして今日の敵はこのラムラック🐏
「なんという骨太な筋肉だっ!」
庭からローズマリーを大量に摘んできてと。
「このためにローズマリーをあちこちに植えてあるのですっ。」
ラム肉とローズマリーの相性が抜群過ぎるっ
「ぐぬぬ、手ブレしたっ。」
「ラム肉からでる膨大な魔力が、時空を歪めておるのじゃ!」
おいっ!
「早く聖なる炎で浄化しないとっ。」
人体発火現象の秘密
それを蓋をしつつカリカリに焼き上げてと。
「ラム肉は、脂の溶ける温度が低いなぁ」
火加減調節して蓋で蒸し焼きにしつつ、こまめにひっくり返してと。
「前回は目を離した隙に、謎の人体発火現象が起こって焦がしてしまったのか…」
目を離して話し込んでるうちに、溶けた脂が燃えただけだろっ!
「これ以上誰も犠牲者をださせないっ!特殊消防隊の名にかけてっ!」
> 特殊消防隊⁈ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
「いまだっ!」
おおお。焼けたローズマリーと粗挽き胡椒の香りと相まって、完璧な焼き上がりじゃないかっ!
「しかも丁度良い火の通り具合っ。」
そして、焚き火場には、今年も新たなる骨が🦴増えていくのだった
「口ほどにもないっ」
「くくくっバカめ、まんまと罠にかかったな。そのラム肉はおとりに過ぎぬ。」
「何っ!おとりだとっ!」
「ふふふ、その骨付き肉には、時間の経過を早める魔力を封じ込めてあったのだ。貴様に残された休みをせいぜい楽しむが良いっ」
「はっ!しまったぁぁぁ!あれほどあったはずの年末年始休暇が、ほとんどなくなっているじゃないかぁぁぁっ!」
「そのラムラックを焼いている間に、一週間が経っているのだっ」
竜宮城の玉手箱ならぬ、玉手肉🍖かっ!
> 玉手肉! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
「くっ、週明けから、また過酷な社畜労働が始まるのかっ!」