〜前回までのあらすじ〜
無事スペースコロニーへの移住を果たしたライル一行。
たが、その土地は元は屋外。注ぎ来る太陽風の直撃を喰らって屋根のガルバと下地がエネルギーを溜め込んでしまう過酷な環境に対して、天井内張を剥がして断熱材を押し込んで放射冷却を防ぐという荒技に出たのだった。
「しかし、どうもスタイロ40mm一枚じゃ、まだ屋根の輻射熱が凄くて夏場エアコンフル稼働しないと居られないんですよね…」(´・ω・`)ショボーン
熱耐性アップの秘策
長老A「今年の夏も灼熱地獄が待っているらしいですな…」
長老B「このままではじわじわと焼かれ死ぬ未来しか見えん。」
長老C「だが、内側から断熱材を追加するのはもう無理ですじゃ!この世の終わりじゃ」
「長老殿っ、ライル閃きましたっ!ここは腹を括って屋根棟の板金を剥がし、通気口を広げて、そこから断熱材を落とし込めばっ!」
「そんなお恐れたことをっ!アメンラー神の天罰が降りますぞっ!」
確かにこの工期中、直射日光の照り返しと酸性雨攻撃に完全無防備ノーガード戦法になってしまうんだけど、かといってこのままでは室内の灼熱地獄ががが。
というわけで、余ってたウッドデッキ材で足場を組んで、まずはスペースコロニー部分で先行トライアルしてみることに。
そして煙突上り口は大渋滞でして…
議員「知事!煙突登山道の安全確保が急務であると思われますが、それについてどうお考えでしょうか?」
知事「えー、そちらにつきましては、えー、現在インバウンドの観光客のオーバーツーリズム対策として、えー、入山料の徴収を検討している所でございます。」
晴れ渡る空に…
「ぐぬぬっ、敵機襲来っ!」
煙突は元気ですっ
への字の治具
このへの字のパーツを量産して屋根棟で足場が取れるようにしたのだっ!
ここまで来ればもう安心。
屋根から見下ろす石窯の草屋根。
この煙突への足場がボチボチ傷んでてやばいんですよね。
「でもこの危険な戦いが終わったら、引退して田舎に引っ越してボクとけっ、けっこ…ゴクリっ、いや無事に帰ってきたら話すよ。」
と死亡フラグを立てた瞬間にマジで床が抜けて超死ぬかと思った!Σ(゚д゚lll)
「おのれぇぇ、落下事故を装いボクを抹殺せんとする魔王軍の工作員の仕業かっ!」
急ごしらえで作り直してと。
屋根足場と魔王軍との戦い
「よしっ、足場は固めた。後は後続隊、一気に切り込めっ!」
そして屋根棟を切り刻む
セーバーソー突っ込んで開口部を広げました。
足場が足りてないので、ガンガン補給。
「これウッドデッキ用の長尺なのでこういうのには便利っ。2x1の注入材なので雨ざらしのウッドデッキとしてはあまり持たないんだけど。」
どうしても水平の出てるここに資材が集中しますよね…。
ソードスキル
鉄壁のガードに綻びが見えた今がチャンスだっ!
「一気に決めるっ!オリジナルソードスキル、スターバーストストリームっ!」
「なにっ、16連撃だとっ!」
スタイロ を一刀両断にしてやりましたっ!
「ホイルスキル、アルミバインドっ!」
>ホイルスキル⁉️<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
※アルミバインドは、熱伝導性の低いアルミフォイルを敵に巻き付け焼き殺す、焚き火ステーキ流派により編み出された秘奥義なのだっ!
つまり断熱材の大外で更に遮熱しようという作戦ですね。
アルミ箔は両面テープとボンド併用で貼りつつ、サイドに押さえの足しにとダンボール片つけてみたっす。
外した屋根棟は使えないかもと思って新品買ってきて比較しました。
「最悪なんとかなりそう。」
そして屋根棟の開口部からスタイロ 突っ込んでったんだけど、開口部狭いわ、アルミバインドは見破られるわ、垂木幅は均一じゃないから緩かったり入らなかったりするわで大苦戦。
「くっ、こんな苦労するとは…」
断熱材をダブルで差し込んだあとは、開口部から断熱材の隙間にウレタンフォームを吹き付けてと。
「これでスタイロ40mmを中から差し込んだ分入れて熱伝導率0.036W/mKの120mmなので熱抵抗=0.12t/0.036=3.33、熱還流率=1/3.33=0.3ですごい効果っ!ボクのスペースコロニーのエアコンは28度除湿設定でも快適空間にっ!」
さて、この勢いで本館も地球温暖化対策だっ!(`・ω・´)ゞ
そして本館用にはさらにグレードアップした、スタイロエースを買ってきましたっ!
ホームセンターじゃ売ってないので資材やさんでまとめ買いしたんだけど、こっちのが値段も安くて素敵っ
「強風のなかルーフキャリアに積んでスタイロ運んだあの苦労は何だったんだ...」
「スタイロエースはスタイロフォームの熱伝導率0.036に対して、0.028とキホン性能が違うのです。スターレイルに例えるなら、ホタルにバフかけて🔥を弱点属性にしての超撃破100万ダメージなのですっ!」(`・ω・´) シャキーン
ホタルさんマジ強いっ!