〜前回までのあらすじ〜
遂にスペースコロニーに移住を始めたライル一行。
だが、太陽フレアをダイレクトに浴びた暑い夏も過ぎ、コロニーへどこからともなく極寒の冷気が吹き込んでくるのだった。
「ぐぬぬっ!なんだこの絶対零度の極寒の冷気はっ!あれほど完全に断熱したはずなのにっ!これが宇宙の試練なのかっ!」
観測センター
だが待てよ…
「ボクの推理ではこの辺りの地脈が怪しいとみたっ!」
このキーボードエリアの下に、実は傾斜天井の末端があるのですね。
「げっ!こんなに温度が低いっ!」
テーブル板置いちゃうし見えないからまぁいっかと思ったんだけど…(ノω・)テヘ
こちらが部屋と外気温。
なぜか外気温のが高いのは、屋外センサーが直射日光受けてるから。
「はっ、そういえばボクはFLIRを持ってたじゃないかっ!」
これは赤外線カメラでスマホに刺すと温度分布が一目瞭然となる軍事兵器なのですっ。
「ぐぬぬっ、冷気筒抜けやんけっ!これが底冷えの原因か!!!」
屋根の秘密
屋根って実は厚みがあって、夏に暖気を逃すために軒下に通気口がついて、部屋側の断熱材と屋根下地の間の空間は外部と繋がってるのですよね。
「で、夏はその温まった空気が上に上って、屋根トップの排気口からでてく構造なのね。」
その通気口が冬は絶対零度の極寒冷気の抜け道に…
「これは塞いで置かないとまずいっ!」
断熱材を隙間にもう少し詰め込んでと。
「その上から防湿シートをタッカー留めして、気密テープで押さえれば大事なはずっ!」
本当は天井板貼る前に、要は断熱材と接するように防湿シートを一面に貼って気密性を保っておくものなんですけどね。
「だってだって、ここは元々屋外ベランダだったんだもんっ!」(´・ω・`)ショボーン
ドライリーフ
あれこれ移転元に残ってたドライフラワーも引っ越ししてきました。
「一気に上空が埋まってしまった。」
これら以外にまだいっぱいアジサイのドライがあるのね。
「それを壁紙貼った上に飾るつもりだったんだけどまだ構想中だったところに、すでにこんなにぶら下がってしまった。」
南向きなので紫外線避けられるエリアがただでさえ少ないのに…
さらに、折角大きくなったレモングラスも訳合って地上部を刈り込んだんだけど…
「はっ、ライル閃きましたっ!これは乾燥させればハーブティーになるのではっ?」
とにかく一旦スペースコロニーに持ち込んで乾燥させることに。
「なぜかいつまで経っても片付かないまま、宇宙世紀2022年を迎えてしまう予感」(´・ω・`)ショボーン