〜前回までのあらすじ〜
夢のスペースコロニーへ移住を果たしたライル一行。
しかし...
「建築家先生!なんか、そのー、最近隙間風を感じるんです。夏も暑いんです。」
「ふむ。まぁ、このスペースは元々屋外空間として設計されてますからね。仕方ないですね。無理です、諦めてください。さっさとお帰りください!」
「そ、そんなぁ…」
こうなったら自分でなんとかするしかないっ!
※全部自分でなんとかしてるんですけど。
「くそっ、恐らくは合板張った床の隙間からの隙間風が原因に違いないっ。」
ここは元々屋外ベランダで、あとから部屋にしたんでそもそも構造がおかしいんですよね。
というわけで、さらなる快適宇宙空間を求めて、寒気流入を完全封鎖する作戦が決行されようとしていたのだった。
テーブルの脚問題
でも床をいじるには、スペースコロニーの完成後、ずーっと暫定運用されてきた楽器テーブルの脚を一旦除けて、カーペット剥がして気密テープ貼らないとなの...
「本やら、道具等山積みで、退避がめちゃくちゃめんどくさいから今まで見て見ぬふりしてきたんですけど。」
まずはテーブルを少し嵩上げして浮かしてから、サイドに新たな取り付け枠をつけて脚なしにしてしまう作戦開始だっ。
「適当な2x4を持ってきて、仮止めの両面テープを貼り付けてと。」
これを壁に貼り付けて水平取って高さを調整。
このusb3で充電できる磁石付きライトめちゃくちゃ便利なんで、オススメですっ。
「ちょっと弾きにくいから高さを少し下げよっと。」
反対側も支えの土台つけて、その上に根太として平置きした2x4をかましときました。
「これでキーボードぐらい十分持つはず。」
平置きでも3本ぐらい通しておけば軋むけど合板の上に人が乗れるくらいは頑丈なんですよね。家作るときの吹き抜けとかはその作戦で仮足場作ってしのぎました。
「ということで、床の本はテーブルを退避場所として移動して、床をはがせる状態にしてと。」
死の大気放出区画を閉鎖せよっ
さて、邪魔なテーブルの脚がなくなって、ここからが本編。
「でもその前に、自作のサイクロン掃除機を微改造しました。」
ジョイント付け直して掃除機本体はサイクロンに直結するようにして、ホースを2倍に伸ばしましたの。
「くっくっくっ、これで我々の有効射程は当社比2倍、貴様らにもう勝ち目はないっ!」
※何と戦っているんだ?
楽器テーブル下の激重本棚を避けたら、そのサイクロン改を手にタイルカーペット剥がしてと。
「いや、カーペットもその下もゴミだらけで...テヘヘ」
「ゼーハーゼーハー、重すぎるっ。そして足の踏み場が無さすぎるっ。」(´・ω・`)ショボーン
家本体の天井用に使った気密シートが余ってたので、これを一面に敷き詰めつつ、隅は気密テープで完全なる密室に仕立てる作戦。
「暗いよぅ、狭いよぅ、怖いよぅ。」
テーブル下が作業スペースが狭すぎて、ミミックに襲われた気分…
その難関を通り抜け、pcデスクもずらしてはシート敷いてカーペットを戻したら気密工事は完成ですっ。
物の移動が面倒なだけで、作業自体はカッターとテープだけの簡単工作だしね。
「音源ブースもお掃除しましたっ。」
そして天井には煌めく埋め込みライトが光るのだっ。(`・ω・´) シャキーン
ちょっと仕込みが甘いまま、ドライフラワー飾っちゃってイマイチな出来なんですけど。
「でもこれで隙間風も楽器環境もだいぶ改善された気がするっ。」