〜前回までのあらすじ〜
苦戦しながらも高度4000mmの攻防戦を潜り抜け、さらには、屋根に芝を生やすことに成功したライル一行。
だがそんな折
「水晶玉🔮に恐ろしい程の水難の相が出ておる!竜神様のたたりじゃっ!」
「えっ?おばば様。だって冬場でこんなに乾燥してるし、天気も良いのに…」
「このままでは、ライルランドに大いなる災が降りかかるであろう。あなおそろしや!なんまんだぶ。」
ツリーハウス屋根
「まぁ、このまま野晒しもアレだし、水難の相に備えて、草屋根を本体にのせてみるか….。」
よいしょっと
「ぐぬぬ。軒を出したせいで全く持ちどころがないし、重くて動く気がしない」
この持ちにくい巨大ベーゴマ状の物体をどうやって持ち上げれば良いの?ここで死ぬの?(´・ω・`)ショボーン
「はっ!ライル閃きました!荷締めロープを引っ掛けて持ち手代わりにして、角材をレールにしてスライドさせれば、ひょっとして動かせるかも!」
ていっ!
「ぐぬぬ、それでも死ぬほど重い…。でもここで諦めたら、ボクに夢を託して死んでいった仲間達に顔向けできないっ!」
※二連梯子のアルインコが死にました。
「火事場のミートパワー!いっけぇぇぇ!」
そして、焚き火チャージしたMPを使い果たしつつも、ついに本体の上に屋根が乗った。
しかしここまで重くなっているとは…
「どう見ても樹上に持っていくのは無理な気がするけど、今は村人には黙っておこう。」(`・ω・´) シャキーン
雪のライルランド
そして、初雪が降った!
「ツリーハウスが危ないところだったぜっ」
「でも大した雪じゃなかった。この数年前のウルトラ豪雪に比べれば…」
「ラッセルカーごっこができない降雪など、雪のうちに入らないのだっ。おばば様の水晶玉占いもあてにならないなっ。水難恐るるに足らずっ!」(`・ω・´) シャキーン
竜神様の祟り
だが本当の祟りはまだ始まっていなかったのだ。その後降り続いた大雨は、乾いていた屋根下の戦略物資を濡らし続け…
「げ、穴窯で使いすぎて減りつつある薪が濡れたっ!」
※穴窯は朝ドラだろっ
そして濡れレールがとてもエロ良いっ
ツリーは苦労してメガトン級屋根を乗せたのと、玄関部にブルーシートかけておいたから無事だった。
だがだっ!数々の肉戦を共にくぐり抜けてきたダッチオーブンが無残な姿に…
「ダッチ!一体誰がこんなひどいことをっ!完全にサビでやられてるっ!」
ウッドデッキは屋根があるし、大分内陸部なのに。
「ここまで吹き込むとはっ!」
そして泣きながらサビ取りしたのだった。