〜前回までのあらすじ〜
ツリーハウス建設下地となる天空のフラットスペースを建設したライル一行。
だが、計画から月日は流れ、かつて道路から隔絶されていたその地は、隣接する木々の伐採により表通りから丸見えとなっていた。
「くっ、これも帝国軍の差し金か!でもこれでは敵に気付かれてしまうっ!」
「予定よりツリーハウス躯体の屋根が重くなってしまったのが原因じゃ…」
「しっ、軍事機密法違反に問われたいのかっ!」
一方ライルランド中心部には、巨木化したお化けコナラが存在したのだ。
「こっ、これだ!こっち方がドラゴン観測に相応しいに違いないっ!最初からこれらの拠点をブリッジで結ぶサテライトツリーハウス計画だった事にしよう。」
「敵を欺くには、まず見方からということですな。くっくっくっ!」
えええ!
「ちょっ!屋根を始めてからもう一年も経っていますけどっ!」
「ま、またタイムリープしてしまったか!てへっ」
おいっ!
クライミングルート開拓
「しかしライル殿!このコナラはかつて二連梯子が破壊されし呪われた木。さらには凶悪なトゲを持つつるバラと、足場もなく生い茂った枝が密集する危険な土地でござる。前人未到のかの地にツリーハウスを建設するなどできるわけが!」
「そのためにこの夏の間、ライルランド科学アカデミーが
「このキテレツな装置は一体?そういえば、アビス探窟家図録にも同じような装置が!」
こんなこともあろうかと、丸出しにしておいた天井の梁にロープ結んでと。
「ボクはこの夏、くる日も来る日も地獄のような鍛錬を室内で重ね、ついにロープで樹上に登れる目処がたったんですっ!」
グリグリの上にハンドアセンダつけて、カラビナのプーリー噛ませて、アセンダからはフットループ伸ばしておいてと。
「こうすることで、前回証明された滑車の魔力で、半分のMPで身体を引き上げることが可能になってしまったのですっ!」
「えー、なにそれ凄いっ。」
その後さらに大きなプーリーに差し替えたクライミングギアLv.2にバージョンアップしてと。
「ライルランドアカデミーの研究の成果により、当社比2倍で登れるようになりましたっ!」(`・ω・´) シャキーン
これでゆくゆくはアビスの深淵にも挑めるなっ!(`・ω・´) シャキーン
ただ、惜しむらくは、外界は灼熱過ぎて、まだ実地訓練ができてないのですぅ。(´・ω・`)ショボーン
トゲトゲ森の魔女討伐
だが一方で、ロープをかける空間を確保するために、このエリアの殺人トゲをなんとかしないと。
なんかいきなり手前に、すごくやばそうな
「あれに刺されたら一貫の終わりだ!」
「ぎゃー!切り落とした凶悪トゲ枝が空から降ってきたぁぁぁ」
ゼーハーゼーハー
「ぐぬぬ、あっちもこっちも危険すぎる。」
「回収したトゲの処分と、身体に空いた穴の治癒のために、早く聖なる焚き火を焚かなくてはっ!」🍖
ヤブガラシ討伐
ついでにボクの愛しのブナにまとわりついた、憎きヤブガラシを引きちぎってやった。
「我がブナに取り付くとは不届き千万!とっとと根絶やしにしてくれるわっ!」
その後ググってみたらこんな除草方法見つけた。
「えっ。ヤブガラシを切らずに、蔓を外して地面に巻いておくだけだとっ!ぐぬぬ、そんな裏技があったとは...」