〜前回までのあらすじ〜
かつておばばさまの予言通り、最新洗濯機の配管破損による水難の相事件はライルランドの民を恐怖のどん底に落とし込んだ。
しかしそんな危機を、塩ビの特殊装甲で見事に解決したライル一行。
そして敵は次なる破壊工作を仕組んできたのだった!
第一の事件〜へし折られたフレーム
「た、大変ですっ!じ、自転車のブレーキがっ、前輪がロックされたままに…、うわぁぁぁぁ!」
ツーツーツー
「どうしたっ!応答せよっ!」
うーむ。これはなにやら嫌な予感が。
「緊急事態宣言発動っ!ライルランド全軍に告ぐっ!総員、第一種戦闘配置っ!」
そして我々調査兵団は通信の途絶えた現場に向かった
「こ、これはっ!なんでブレーキシューがこんなリムとズレた位置に?」
とにかく前輪を外してみた。
「とにかく分解急げっ!後先考えるなっ!」(`・ω・´) シャキーン
そして後になっていくつかネジがなくなるのは、いつもの事なので慣れっこですっ!
だが、そこで発覚したのは、我々調査兵団が予想もしない事態だった。
「ぐぬぬ、ブレーキシューの位置がおかしいのではなく、前輪のフレームがへし折られてる…。これはまさか…」
「まさか?」
ゴクリっ
「間違いないっ!巨人の仕業だっ。そうでなければヒルチャール暴徒ののしかかり攻撃だっ!」
というか、最近のママチャリはヤワだ…
「しかし、巨人の力を持たないか我々に、この曲がりを元に戻せるんだろうか…。もはやここまでかっ!」
最初は、別のママチャリから前輪のフレーム外して、ニコイチにしようかと思ったんだけど…
「ぐぬぬっ、特殊工具がないと本体フレームから前輪シャフトが外せないな…。はっ!ライル閃きましたっ!曲がったフレームを横にして、ハンマーで叩けば🔨ひょっとして!」
「それだっ!一か八か、それにかけるっ!」
いちおう真っ直ぐになって、ブレーキも効くようにはなったものの…
「応急処置としてはこれで良いけど、曲げ戻したフレーム強度が心配だし、自転車自体近々新調しないといけないね…」(´・ω・`)ショボーン
くそっ!5月に世界政府から鬼のように税金を取られたばかりなのにっ!(ㆀ˘・з・˘)
第二の事件〜ヘアアイロン有毒ガス散布疑惑
たが、更なる悪夢がライルランドを震撼させた。
「た、大変ですっ!ヘアアイロンから異臭がっ!うわぁぁぁ!」
「どうしたっ?応答せよっ!」
ぐぬぬっ、何でこうも立て続けに事件が続くんだっ!ツリーハウス建設が進まないじゃないかっ!(´・ω・`)ショボーン
「これはっ!何者かが
※ルビに猫のオシッコと…
仕方ないので、これも後先考えずにまずはバラして洗浄して、水分はエアーで飛ばしてと。
うむ。有毒ガスは無くなった。
「だが二つの事件から言えることは、帝国軍の奴らめ、ライルランド奪還のためには策を選ばないということかっ!おのれぇぇえ!」