ぴぴらいる鉄道事業部 トロッコ課!

1/1スケールで工作するのー。そして薪割り係で焚き火ステーキ係で、保線員で、お花担当ですっ!

ツリーハウスビルド〜天空のドラゴン観測所31

〜前回までのあらすじ〜

ついに意を決して、ガルバニウム製の漆黒の屋根を打ち付けるライル一行。

だがその後、巨大台風の暴風を避けるために、ツリーハウスはバラして屋根下に運ばれて、以降開発は完全に途絶えてしまったかに見えた。

ガルバ屋根

その貴重な屋根下ウッドデッキを占拠していた、ガルバ屋根を引っ張り出してと。

「そして、残りの 装甲板 壁パーツ も出してきた。」

すっかりうす汚れた、二枚合わせのベースステーションに

「スクランブル合体っ!」

ベースステーション二つと、三枚のパネル、ドアパネル、屋根パーツが、緊急時には地球の平和を守るため、スクランブル合体するのである。

_人人人人人人_
>地球の平和!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

「えっーと、この噛み合わせが悪くて入らないな…もたもた」

※スクランブル合体には、熟練職人が積立作業する場合でも、二時間程度作業時間がかかりますので、予め御了承ください。

「こ、これは!契約書の細かい注意書きに、一番大事なことが書いてあるパターンだなっ!」

伝説のバール

そして、本体のもたもたスクランブル合体中に、こんな地味クエストを始めたよ。

「以前凍結大爆破した、消火栓型水栓の破損部をほじり出す時に、発泡ウレタンのネバネバのカスがくっついちゃったのね。」

それを職人さんがナイフでこそげ落とす図なのです。おやおや、豆助!

「このウレタン、もはやこの濃いピンクの箇所は発泡してなくて、超超硬高密度ウレタンになってる!」((((;゚Д゚)))))))

「そのバールを片手に、被害者の後ろから、頭を一撃したんだろっ!さぁ、吐けっ!」

「いや、そうではなく、この屋根のガルバをですね、剥がそうかと…」( ゚д゚)

「一度貼った屋根材を剥がすだとっ!そんな見えすいた嘘が通るとでも思ってるのか!署まで連行しろっ!」

「そんなー」(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

シャー専用とガバガバボロニウム合金

やっと無罪放免された。

「おかしいな…。あんな大型な凶器じゃなくて、もっと小型で小回りの効く凶器を持ってたはずなんだけど…」

_人人人人人人_
>バールは凶器!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

そして例によって、伝説の『レイダース失われたバール』を探しに、近所の遺跡を30分奔走してついに見つけた!

ジョーンズ博士「これが失われたバール!しかもシャー専用!」

_人人人人人人_
>シャー専用バール!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

「ま、まさか!その 赤い彗星☄️ バール は、スクリュー釘を当社比三割増引き抜けるという、聖なるバールっ!」

それを使って、抜こうとするも意外と抜けない。

見た目よりしぶとく食い込んでるスクリュー釘を抜く難工事となった。

「もっとズブズブのガバガバで強風に飛ばされるかと思ったんだけど、意外ともったのかも…」

「ちょっとガバガバルバニウム過ぎるとはいえ、一度取り付けたものを剥がすのは悲しい…しかも、切り口が超鋭利で、危ないったらありゃしない!」

そしてガルバ材も釘の穴でさらにボロボロになってしまい。ガバガバボロニウム合金に出世錬成されてしまった!

三歩下がって♪二歩下がる〜♪

「下がってばっかりじゃん!」(´・ω・`)ショボーン

そしてかつてガルバだった屋根は完全に剥がされ、ルーフィングの下地が露出したのだった。

『閣下!ライルがついに諦めたのかツリーハウスの屋根を解体し始めた様子。これで、ライルランドが我が帝国軍の手に落ちるのも時間の問題かと…』

『くくく、お主も悪よのう。』

絶体絶命のツリーハウス屋根。

このまま悪の帝国軍の魔の手に落ちてしまうのだろうか?