ぴぴらいる鉄道事業部 トロッコ課!

1/1スケールで工作するのー。そして薪割り係で焚き火ステーキ係で、保線員で、お花担当ですっ!

ライルランド地対空ガーデン 秘伝の壺漬けとシザーハンズへの道

〜前回までのあらすじ〜

遂にライルランド地対空ガーデンに、紫陽花が咲き乱れる季節がやってきた。

だがそんな折、平和なライルランドにけたたましく警報が鳴り響いた。

「脱走兵だっ!ひっ捕らえろっ!」

や、奴がまた?

シザーハンズへの道

切れるハサミがなくなってしまった…

「これじゃ立派なシザーハンズになれないじゃないかっ!それに、ドライフラワーも取れないじゃないかっ!急いで研がないとっ!」

「ん?」

「奴はっ!」

「脱獄の常習犯、抜け身のとらおかっ!」

_人人人人人人_
>抜け身のとらお!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

「と、とらおさんですよね?ステイホーム期間中にも度々脱獄しては、外で遊び歩いていたという目撃情報があるんですが、どうお考えですか?」

「 とらおさん!コメントお願いします!」

彼は取材班の質問に応えることなく、夜の街へ旅立って行った。

「斧🪓でしょ、ハサミ✂️、鎌、ナイフ、ナタ、それに剪定バサミ」

取材の合間にこれだけ研いだ。

「これで、万一侵入してきた帝国軍との白兵戦になっても勝てるっ!」

※危ないから振り回すなっ!

兄貴の帰還

そして研ぎ終えたし、出かけようと玄関でると

「貴様なぜここですり寄ってくるのだ?」

いつも全身埃だらけで帰ってくるから嫌なんだよなぁ。

「アニキっ!シャバの空気はどうでした?さすがアニキ!」

「アニキっ、凄え臭いが染みついてますぜ!これがシャバの香りかっ!凄えよアニキっ!」

うるさいわっ!ペシっ

そして、ハサミが研げたので、根が張ってないくせに上昇志向だけ強くて「いくぜいくぜ!オレはやるぜ」状態で、結局倒壊の憂き目にあっているグラジオラスを切ってきてと。

「秘伝の壺漬けにしましたっ!」

※それは壺漬けじゃありません。

そういえば、この間アッシュさんとの散歩でこんなグラジオラスを見つけたんですっ!

「おお!最新型のシャー専用モデルじゃないかっ!我がライルランドにも導入しなきゃ!」

_人人人人人人_
>シャー専用モデル<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

そして可憐なお花を積んできては

片っ端から、逆さ吊りにする鬼畜な仕打ち!((((;゚Д゚)))))))