〜前回までのあらすじ〜
ツリーハウスの小屋を地上戦で組み立てる過程で、新技『超チョウナ仕上げ』を編み出したライル一行。
そして、過酷な天井との戦いの決着はつくのか?
ツリーハウス
そういえば、このところツリーハウスを謳いながらも、ツリー🌲がまるで出てきてない気がするね…
玄関のドア上はドーマーにしようかさんざん悩んだ末、普通に天井を張ることに。
「なので中から見ると八角錐になることが、確定した歴史的瞬間なのですっ!」
台形の小片をペタペタ張っていくだけ。
「しかも、同じ面に張る板は、台形の角度が同じだから、板取に無駄がないっ!奴め、何と緻密な計算なのだっ」
テヘッ(`・ω・´)
そして、内側は前回開発した、超チョウナ仕上げ。
「一皮剥いてあることで、香りの飛んだかに見える板からも、ヒノキチオールの芳香成分がお部屋に広がるんですね。」
「そうなんです。しかも見てください、この表面処理。これはカンナの生まれる前に、板の平面を荒削りする為の道具なんですが、このチョウナで職人さんが一刀一刀、心を込めて削っているんです。」
「なんと!それは手が込んでいますね。」
というように、巷でも評判の超チョウナ仕上げなのです!
一刀一刀掘ってないだろっ!
上にいくに連れ、届かなくなってきたので、内側から仮止めのビスを外してと。
「うわ、変形八角天井、超可愛いっ!」(๑>◡<๑)
「あのー、てっぺんに見える、骨組みの隙間は何ですか?」
「ベシッ!」
世の中には、決して触れてはいけない事があるのだっ!
天井は、白く塗ろうか迷ってたんだけど、白木のままで良いかなぁ。せっかくヒノキとヒバで、木の香りプンプンだし。
床はふわふわにするつもりだったんだけど、今時点で暑くて、テラコッタもいい気がしてきたっ。
「どちらも捨てがたいなぁ。ハーフアンドハーフありですか?」
あああ、そんな事を考えてたら、表裏逆に切ってしまった
やっぱり一旦下ろして、作業環境を整えよう。
「やっぱコンプライアンスですよねー」
完全に意味も分からずノリで使ってるだろっ!
「おお、すごい作業がやりやすいっ。もっと早くに降ろすんだった!」
そして、あと一歩
できた!シャシャ
のせた!スタッ!
だがだ、この後、屋根外側の工法を検討しないと、樹上に乗せられないっ。
「しかも、だいぶ重くなってきたんですけど、こんなん木の上の、ゆるふわフレームの構造体に乗せて本当に大丈夫なんですか?」
「えっ?」((((;゚Д゚)))))))