〜前回までのあらすじ〜
間も無く極寒の冬が終わろうかという頃、クリスマスローズがその小さな蕾を開き出した。
だが、その華やかな春のワンシーンの裏で、薪ストーブの煙突に重大な問題が生じていた!
その原因を探るべく、ライル一行は決死の覚悟で、前人未到の天空の頂へと歩みを進めるのだった。
幾多の困難を潜り抜け、煙突問題が解決したかに思えたのだったが…
奇跡のファイヤーエンジン発見
「こ、これは!」
「こんなところで、過去の文明の遺物がみつかるとはっ!しかもボク好みの鉄の塊!」
「隊長!いったいこれはっ!」
「こ、このボイラーは、まさか蒸気エンジンだな…」
何この勇姿。ちょーかっこいい!
「どうやら、これは1860年代、イギリス製の蒸気消防馬車らしい。」
蒸気馬車ってところがまたイカすっ!(`・ω・´) シャキーン
バルブ。
ドンキーポンプって奴?蒸気エンジンはポンプ専用で、車輪はフリーになってる。
ホースのジョイント
ボイラー下部。
うーむ。火遊びばっかりで、いつ燃えるやも分からない、ライルランドにも欲しいなぁ。
「我々には、この蒸気エンジンがどうしても必要なのです。どうか、ライルランドに寄贈頂きたいっ!」
無理だろがっ!
薪ストーブの核心部に迫る。
いかんいかん。蒸気エンジンに興奮しすぎて本編忘れるところだった!
実はこの前煙突しかやらなかったのは、熱持ってる間はさわれないから。
冷めたところを見計らってと、内部のボルトをラチェットで緩めると。
禁断の二次燃焼室の扉が開かれたっ!
「ここまできたら、もう引き返せないっ」
そしてその大奥には、失われたアークがっ!
『汝、決して開けるべからず!』
ふーん。そのセラミック製の聖櫃をパカリとなっ!
ライル「あー!ジョーンズ博士、なんて事をっ!」
ジョーンズ博士「ライル、逃げるぞっ!」
テーレテッテー♫テーレレー♫
テーレテッテー♫テーレレーレーレー♫
「キャタリスティックコンバーターが灰まみれだっ!しかも聖櫃に守られているはずが、一部破損している…」
「まさか、禁断の封印を破って聖櫃を開けたことで、古代の呪いを受けてしまったのではっ…」((((;゚Д゚)))))))
そして度重なるトラブルで、ライルランドの薪ストーブライフも潰えてしまうのか?
次号、『薪ストーブ・ジョーンズ 〜 魔宮の伝説』に続く