〜前回までのあらすじ〜
ライルランド全土の暖房システム。それはこのバーモントキャスティングの、小さな薪ストーブが一手に担っているのだった。
そして今シーズンも、幾度となく謎の侵入者に襲われ、吸気口レバーの破壊工作などの危機的状況に見舞われつつも、連続稼働記録を更新し続けているのだった。
だが、間も無くシーズンも終わるかというその時、とんでもないトラブルがまた襲ってきたのだった!
煙突設計に隠された秘密
「長老様、ちなみにこの煙突なんで斜めに伸びてるの?」
「うむ、これはじゃな、このコーナーは、玄関の屋根の棟と、本体の屋根棟の谷間になっていて煙突を真っ直ぐに出せないのじゃ。」
煙突はなるべく曲げない方が抜けが良いのね。
で30度の曲がり噛ませて、屋根の棟から少しずらした場所に煙突室作って、そこからさらに煙突伸ばしてあるの。
「ボクは断然煙突室付きの煙突が好きなんだっ!しかしこの煙突と薪ストーブの設置には苦労したなぁ。」(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
そして屋根の棟より上に伸ばすっ!煙突は長い方が上昇気流で煙の抜けがいいからね。
だがだっ!
「うむ、何かおかしいな。このところ煙突の抜けが徐々に悪くなっている。ま、まさか!」(・・?)
そして、隊員に出動指令が出た!
「緊急レスキュー要請!チムニースイーパー隊出動せよ!」
「ラジャー!」
3本組の煙突ブラシのロッドにCRC556吹き付けてと。これねじ込み式なのね。
「さぁ、行くぜっ!」
第1の試練
まずはベースキャンプ⛺️を目指すチムニーレスキュー隊を、最初の試練が襲いかかる!
それはこの氷河のクラックにかけられた仮設ブリッジだった。
しかもそこに異変がっ!
「隊長!大変です!このザイル、何者かの手によって切断されています。」
「なにっ!くそっ、これはまさか、我々の薪暖房システムの妨害を企てる悪の帝国の仕業かっ!」
いやいや、紫外線で劣化しただけじゃ…?そもそもザイルでも氷河でもないだろ!
そこをなんとか渡り抜けると、遂に雲の切れ間からピークが見えてきたのだがっ!
> 雲の切れ間! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
第二の試練
しかし、そこからは斜度40度という、そそり立つ絶壁がライル一行の行く手を阻むのだった!
雪止めを足場代わりに付けてもらったから楽々なんだけど…
色々ありつつ、そして遂に、ピークに立つ!
「な、なんということだっ!」
そこに待ち受けていたのはなんだったのか?
謎が謎を呼ぶ怒涛の後編へ続く!
なかなか煙突掃除にたどり着かないんですけど…