〜前回までのあらすじ〜
ついに成層圏まで届くかの如く成長したメタセコイアの剪定に取り掛かるライル一行。
だが、未だそのトップカットでの地上衝突の衝撃を和らげる方策が見つかっていないのだった。
「くっ、このまま切り進んでいっても、トップカットで一歩間違うとガーデンシェッドの屋根に激突してしまう。」
ガーデンシェッドの屋根はウッドシェイクっていって、ウェスタンレッドシダーの割板を敷き詰めた屋根なんですよね。
「こんなところに、剪定枝や、もしくは切断した幹が激突したら史上最大の災害を引き起こしてしまう。何が方策がないものか....」
激安農園セット開封の儀
ということで、そういえば名前がダサくて放っておいた「農園セット」なる、電動剪定ばさみと、電動ミニチェーンソーの高枝セットをついに開封しました。
「これセットなのにむちゃくちゃ安くて、1万5千ゴールドポッキリだったんです。電動剪定ばさみが前からほしかったんだけど真っ当なやつは結構お高いし...」
で電動剪定ばさみ。
「なんか電源ボタンが渋かったり、起動がトリガーをダブルクリックだったりでトリッキーな気はするものの...」
「おお!!!!めちゃくちゃ切れる!!!!」
これは剪定枝の後処理が捗りますねっ。量があると、チョキチョキ切るのに手が疲れちゃって...
そしてもう一つの電動ミニチェーンソーを片手に、ベルトとザイルを用意していざ出発。
イメージとしては近所で見つけた剪定済みサンプルによると、この太いところで切り揃えるかんじにするのかなーと思ってるんだけど。
「全然イメージと違った虎刈りなんですけど!!!!!」
「まぁまぁ、お客さん。これはまだ下刈りなんで、ここからいい感じに整えていくんですよ。キリッ」
やばい虎刈りがバレてるっ....なんとかごまかさないと(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
で樹上からは斜めにロープを渡して、下は適当なアンカーに結んでおきました。
小枝はカラビナでロープに引っ掛けてロープウェイ方式でスルリと斜めにおろしていくわけです。
「こんな小枝でも、万一小屋に直撃したらただじゃ済まないですからねっ。」
たまに地上に降りてきて、カラビナとスリング回収しないと樹上で在庫切れになっちゃうの。(´・ω・`)ショボーン
サンダースリング
さて、小枝はこのロープで下ろす目処がついたんだけど、問題は幹のトップから切り下がってくるのに、どう降ろしたものか調べてたんですが...
「今回は放り投げるわけにもいかないし、なんとか安全にコントロールしながら下ろす方法探してて、ついにこんなもの見っけました。」
サンダースリングって言うらしいんだけど、ロープとリングとの摩擦で適度な落下スピードに調整できるわけですね。
でリング2つのセットと、リング+ソフトシャックルのセットで、なんとかリングを3個かき集めて並べてみました。
※それもケチって作るんかいっ!
「これを縫っていけばいいんだけど、縫うっていってもなぁ...」
で色々探した結果、シーラントの口のプラ部分がちょうどいい塩梅なことを発見しましたっ!
「こ、これなら行ける!!!」(`・ω・´) シャキーン
でリング挟んでからロープの網目の間を抜けてクロスさせるように縫ってと。
最後のリングまで縫ったら完成。
これを外に持ってって、石窯の柱に結んでみました。
「おおお、これなら適度なトラクションで重い丸太を大気圏突入させられる気がするっ!」
※大気圏突入はしません。