〜前回までのあらすじ〜
煙と水の呪いに悩まされながらも、初春のソーセージの試練を見事に焼き上げたライル一行。
だが、そんな折に
「ライルー、これ全部賞味期限が切れちゃうよ?」
「えっ!えぇぇぇっ!しまった、奴らめ図りおったなぁぁぁ!」
※自分で買ってきただろっ!
「くっくっくっ、敵を欺くには味方からっ!そうこの一見不可能なダブル賞味期限。これで奴らを油断させて、石窯で一網打尽にする計画だったのだっ!」
「な、なんて恐ろしい子っ!」
石窯ミートローフ
「まずは痛みやすい挽肉。朝方捏ねて冷蔵庫で寝かせておいたので、まずは長期戦に備えて石窯を超着火!」
あ、先日大量に燃やした落ち葉の灰を掻き出さなきゃ。
そして、試合前の計量。
「計量オーバーですね。」
「えっ。そんなはずはっ!」
痛恨の減量失敗かっ!ここはなんとか形を整えてと。
どうにかダッチオーブンに収まった。
試合開始
第一試合いくよっ!
うん。順調な試合運び。
この石窯作戦は、剪定枝の処理も兼ねているのだっ。
「どうですか、奥さんっ!」
「こ、これはっ!温度も絶妙なところを突いてきてるっ!」
第二試合
くっくっくっ、この石窯の予熱を利用してさらにもう一品、スモーキーに一晩かけて焼いていくのだっ。
「はっ、これは前回大失敗したショートリブっ!」
「ま、まさかっ!」
「そう、今日こそミートローフを楽しみつつ、あの日のリベンジを果たさせてもらうっ!」
そして最初に討伐したミートローフは、食卓に連行されていった。
いつしか夜に
お、なんか順調な仕上がりじゃないかっ!
ここまでいい感じ。
特性ベトベトエキスを塗って弱体化させておいて、裏返してみるか。
特製水割りウイスキーポーション片手に火の番を続けて
さらにエキスで弱体化を狙うっ!
「なんか既にトロトロ感が出てきてるんですけどっ!もう食べちゃいましょうよ!」
「まてっ!まだ早まるなっ。ここからさらに熱を加えることでさらなる高みを目指すのだっ!」
「ぐぬぬっ!」
そして、アルミフォイルに包んで、一晩石窯でスロークッキングすれば
「え?うそだっ!あの昨日のトロトロ肉がまたもや、焦げすぎミイラ肉になってるじゃないかっ!」
そんなバカな…
「ライルのバカバカっ!昨日食べておけば完璧だったのにっ!」(´・ω・`)ショボーン