〜前回までのあらすじ〜
輸送中を帝国軍に襲われ、非業の死を遂げたトロッコ一号。
その哀れなトロッコを弔うためにも、ツリーハウスの基礎を建設を進めるライル一行。
そして最後の加工に取り掛かかるも…
モンドでの出会い
「先ずは地上でこれらを全て加工する作戦なのだっ。空中では行動が制限されるからボルトを🔩通すだけにしておけばすぐに組み上がるはずっ!」
そのツリーハウス建設の合間の、モンドでの激しい戦闘の旅で、
「アッシュさん!なぜこんなところにっ!」
「ワンっ」
そうそう、もたもたしてると邪悪なアビス教団に見つかるから、素早く穴開けしてと。
「あー、しまったぁぁぁ!ライルのバカバカっ!焦って表裏逆に穴を開けちゃったじゃないかっ!」
仕方ない、束石の向きを変えて辻褄合わせよう。
空中の死闘
さて、紅葉の始まりつつあるコナラの上空に持ち上げてさくっと組み立ててみるか。
※こいつ何も考えずに作ってやがる!
「大引と柱を枝に引っかけてなんとかボルトを通せば何とか…。でもその何とかができる気が全くしないっ!ライルランド史上最大のピンチっ!」
「あれれれ、このフラフラ状態はどうすれば…オロオロ」
ボルトはたくさん買っておいたんだけど…
「二枚合わせに使う大引をボルトで仮止めしたんだけど、それが今できる精一杯なんです。」
とにかく、上空に登らないと見えないし、進まないから、ロープぶら下げて天空旅行へ。
ロープセーバーをひっかけてと。
でも体もゆらゆらなら、空中に出ても誰も支える人がいないから柱も大引きも全てがユラユラ。
「うむむ、全然どうにもならないぞ。このままでは驚愕の失敗事例として後世に語り継がれてしまうっ…もはや、ここで自爆するしかないのかっ!」!(´・ω・`)ショボーン
※庭で自爆するなっ!
秘密道具
「はっ、ライル閃きましたっ!あの伝説の魔道具さえあれっ!」
「おおお、見る見る空中に浮いていくっ。これが飛行石の力っ!」
「ボルトが一本でも通ればいけるはずっ!ぎゃーしまったぁぁぁ、買っておいたボルトじゃ短いじゃないかぁぁぁ」
手持ちの有り合わせで何とか凌いだ
下に降りて柱の位置あわせをしてと。
「既に宙に浮いてるから、位置合わせも楽々ですねっ。」
でも上に登ってもう少し持ち上げてこなきゃ。
「ゼーハーゼーハー。何と過酷な位置エネルギーの消費量。このままではすぐにMPが枯渇してしまうっ!」
「これでどうだっ!」
通りすがりのJK「うわっ。庭に鳥居⛩建ててバカじゃね?」
「いや、違うんですっ!これはあのあの…」
「キモっ!死ねっ!」
ぐぬぬっ!
「でもボクは苦難の鳥居建設をもう一つやらないといけないのだっ!死んでいったトロッコの弔いのためにもっ!」
※鳥居じゃないだろっ!