ぴぴらいる鉄道事業部 トロッコ課!

1/1スケールで工作するのー。そして薪割り係で焚き火ステーキ係で、保線員で、お花担当ですっ!

焚き火ステーキ頂上決戦〜煙で焼く漢のミートローフの巻

〜前回までのあらすじ〜

史上最強の敵、ビーフ肋骨界の頂点、ショートリブを見事にホロホロに焼き上げたライル一行。

だがそんな束の間、ライルランドに再び激震が走った!

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挽肉の大群に囲まれた!

「大変ですっ!ライルランド領内に、ヒルチャールと挽肉の大群がっ!」

「くっ、ヒルチャールと挽肉が軍勢をなはずが…。まさか、何者かが裏で操っているのかっ!これは帝国軍の罠…??」

「引きちぎられた肉片が、空気にさらされてどんどん劣化がっ、あぁぁぁ!」

「腐った肉片でライルランドが汚染されてしまう…。かの大厄災『地獄のロックライダー』の再来か…」


Meat Loaf - I'd Do Anything For Love (But I Won't Do That) (Official Music Video)

——

「はい、先生。今回はそんな大ピンチの時に役立つ、時短料理テクニックということなんですが。」

「そうなんです。ではまずはブンブンチョッパーでみじん切りにした玉ねぎと、挽肉、牛乳に浸したパン、卵、塩胡椒を用意してと。」

「玉ねぎのみじん切りは地味に面倒で泣けてきますもんね。ブンブンチョッパーいいですよね。」

「ボールにいれて、ヘラで潰すように軽く混ぜます。」

「おおと、ハンバーグだねを『ダレないようになるべく冷たい手で、粘りが出るまで混ぜる』修行が大嫌いなので、これなら楽ですね。」

「同時進行で、鍋に卵が半分浸る程度の少ない水をいれて、冷蔵庫から出したての卵を入れて火にかけておきます。」

「卵は常温にもどしたり、お湯から入れたりと正攻法なやり方はしなくても大丈夫ですかね?」

「はい。ライルランド科学アカデミーの最近の研究によると、どっかで見かけたライフハック作戦で当社比的に全く問題ありません!」

肉感満点のこの生地で、茹で卵と、ピクルスをセンターに巻き込むように巻いたら、火の精霊の力を解放して

「聖なる炎よっ!我に力をっ!ローックンロール!!!」

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アメリカンBBQ事情をyoutubeで見てたら、ミートローフも150度ぐらいの低温スモークでじっくり焼いてくレシピが多いので、最初だけ温度高めで焼き始め。

「今までダッチオーブンや、スキレットで焼いてた時は、焦げ付がないように器具焼いてからタネを入れるのが大変だったんですよねー。」

「ここは主婦の味方の使い捨てのアルミトレーで、アムロ焼きまーっす。」

※貴様、主婦じゃないだろっ!

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そして今日のポイントは、肉のコネが弱いから、火をつける間冷蔵庫で寝かすのと、焼いた肉塊を返さなくて済むように、トレー浮かして均一に火を入れる作戦なのだっ。(`・ω・´) シャキーン

「本日のお供のポーションのコロナと共に、しばし、火を眺めながら追熟フェイジョアをお楽しみくださいっ!」

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新たなる召喚者

「さらに今回の作戦のために異世界から召喚したこちらの商品。」

「おお、これで火の通りを科学的に測れるっ!」

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ついでに炊き口の火力を利用して、キノコ焼きましたっ!(๑>◡<๑)

今週のお題「急に寒いやん」

ライルは石窯の弱点、「石窯の竈焚きは寒い問題」をついに克服した!

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「しまったぁぁぁ!キノコは肉汁を吸わせる作戦にすべきだったかぁぁ!」(´・ω・`)ショボーン

今ならまだ間に合うから、内緒で投入しよう。

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「めちゃくちゃいけてる焼き上がりじゃないですかっ!」(`・ω・´) シャキーン

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だがこの奇跡の成功体験が、さらに大量の挽肉を呼び込むことになろうとは、当時のライルには知る由もなかった…