〜前回までのあらすじ〜
厳しい戦いを繰り返し、遂に敵の大幹部を撃破して浮かれるライル一行。
だが、そんに安息の日々が続くと思ったら、大間違いだっ!
神秘の明かり
「こ、これはっ!」
「くっくっくっ、コロナ禍のなか何ヶ月待っても来なくて諦めていた、イスカンダルからのお届け物が遂に届いたのです。それをつけたのがついこの前。そして…」
「えええっ!太陽光の明かりだけでこの明るさなの!しかもモードは常時点灯だとっ!ありえないっ!」
イスカンダルの最新テクノロジー進化が恐ろしすぎるっ!この前まで太陽光じゃ『蛍の明かり窓の雪』ぐらいの明るさだったのにっ!
恐怖のメイラード反応
そして聖なる炎を🔥着火!
「ボクも負けてられないっ!」
熾火をがっつり作ってと。
そしてライルランド地下冷凍庫から発掘されたビーフ冷凍薄肉を
「ちょっ!これはっ!薄肉なのにすごく旨味たっぷりで、赤身で美味しいじゃないですかっ!」
「くっくっくっ、それこそが焚き火ステーキの真の魔力、真の目論見なのだっ!」
「なにっ!」
「その表面の焦げ目の香ばしさを醸し出すメイラード反応。焚き火で炙ることのスモーク風味づけ。そして何よりも焚き火を眺める至福の時間。全ては貴様を骨抜きにするための策略だったのだっ!」
「しまった!まんまと敵の策略にはまってしまったぁぁぁ!」
※おいっ!