〜前回までのあらすじ〜
迫り飛ぶ花粉を、マトリックスの如く華麗にかわしながら花壇の整備をはじめとする庭仕事に精を出すライル一行。
だがそんな平和なライルランドに緊急事態が発生していた。
「何事が起こったのだっ!」
時空の歪みとボイラー危機!
「こ、これはっ?まさか、湯沸かしボイラーが傾いてるだとっ!」
おばば様「あわわ。恐ろしや。ノストラダムスの予言通りじゃ!ライルランドの地下空間に異変が生じておるのじゃ!」
「えっ!」
おばば様「このままでは、時空の歪みにボイラーが飲み込まれて、ライルランドごと大爆発を起こすであろうっ!」
「大爆発💥エクスプロージョン!」
えー、そんなファンタジカルな今週のお題「激レア体験」イベントが、一般家庭にあるはずないじゃーん
「ガ、ガバチョフ!!」((((;゚Д゚)))))))
「ぐぬぬ、この時空の歪みに立ち向かえるのは、数々のRPGでトレーニングを積みつつ、保線員としてマイツルハシを持っているこのボクしかいないっ!」(`・ω・´) シャキーン
そして早速、火曜サスペンス劇場で殺人容疑をかけられた時のために用意しておいた『バールのようなもの』を取り出して
>バールだろっ<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
「えいっ!」
「しまった!これでは手が塞がってしまうっ!一体どうすれば…」(´・ω・`)ショボーン
敵機襲来
ブーン
「はいっ?」ʕ•ᴥ•ʔ
いまバールのようなもので、まさに犯行に及んでいて手が離せないんですけどっ!
> 犯行中! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
しかも好戦的なアシナガ族!🐝
「おのれ帝国軍め、ボクが手を離せないタイミングを狙って、アシナガ族を動員してくるとはっ!」
春のトレント討伐作戦
仕方ない。このタイミングで春のトレント討伐に出かけよう。
「いくよっ、妖刀ハスクバーナ!」
そしてゴッホが描いた如きカシの木の木目。
「これも木目から察しがつくように、節があって手斧じゃ割れないから、縦に真っ二つにしてくれるわっ!」
ハスクバーナになって排気量アップした甲斐があって、硬い樫がバッサリ切れた!(`・ω・´) シャキーン
「そういえば、勝手に生えてきたシリーズのクリの木も伸びすぎるから切ることにしたんだった。」
そのクリの木は勝手に生えてきて、クリ拾いもできて良いんだけど、伸び方が半端なくて手に負えなくなってて…
「この硬い栗も、妖刀ハスクバーナで一刀両断にっ!あれっ!」
ぐぬぬ、ガス欠で止まってしまった。
「ボクのMPも切れてしまったからここまでにしておこう。」
冒険野郎マクガイバー
そして戦略的撤退を強いられた、時空の間のボイラー
「はっ!ライル思いつきました!上から紐で釣れば良いんじゃ!」
なんで冒険野郎マクガイバーばりの完璧な作戦!
そしてそこへ、ハンマーでサイドから強烈なボディーフックを浴びせる作戦。
良い感じに直って、ボイラー危機が救われた!(๑>◡<๑)
「まさか大予言に記された、時空の歪みからボイラー危機を救うとは!ライルめ、なんと恐ろしい子じゃ!」