〜前回までのあらすじ〜

遂に、禁断のサーロイン一本買いに手を出してしまったライル一行。だがそれは『MP』と引き換えに得たものであり、そのダメージは計り知れないものだった！

そして一方で、昨日ベストウェザーだった秋の涼風は、台風襲来と共に一瞬にして悪夢と変わったのだっ！

果たしてライルランドに平和は訪れるのかっ！

必殺技発動！

「くそっ！こんな昼に外仕事が出来ないなんて〜♪」
「こんな夜に、焚き火出来ないなんて〜♪」

「もはやこのまま、悪天に屈っするしかないのか…」

ぐぬぬ、もはや必殺技をつかうしか…だが、これ以上のMP消費に果たして耐えられるのか？

「否！今使わずしていつ使うというのかっ！必殺っ、『台風カウンター焚き火っ』」

やばいっ、勢いで発動してしまったっ！身体が心なしかフラフラする…金銭面で

「ぐはっ、想像以上にMP負荷が高すぎるっ！」

説明しよう！そうMPとは、古代の肉エネルギーや薪エネルギー。すなわち魔行（ただのマ行！）のエネルギーと貨幣価値との等価交換を指すものである。

その禁断の技において、術者は自身の蓄えた MP （ミートポイント）と引き換えに、強大な MP （ミートパワー）を得ることが出来るのだ！

だがしかし、その代償としては余りに大きなダメージ（マネーポイント減！）を受けてしまうっ！

「ごちゃごちゃして設定分からなくなってきた感もあるが、このまま押し切るしかないっ！」((((；ﾟДﾟ)))))))

ライルランドの焚き火スペース、通称『山賊の野営地』の、煙突の隙間。先日シーリングしておいたのだっ！なので台風襲来にも耐えられるっ！

それよりなにより、大型台風来たら、屋根が持たないんじゃ…((((；ﾟДﾟ)))))))

「今日は、サーロインとラム肉を用意しましたのじゃ！」

そして石窯に退避しておいた、乾いた消し炭も投入してと。

「最近、石窯の出番がないぉ…」((((；ﾟДﾟ)))))))

そしてラム肉とビーフ混成部隊の、お肉ちゃんに塩胡椒して

渾身の肉エネルギー塊神投入っ！

ゲホッ、ゲホ！

そして、MPにより焼けてきたこれをっ！

うりゃっー！

「うむむ、これはっ！まさにカウンター効果の絶妙な旨味っ！」