〜前回までのあらすじ〜
聖なる炎で年越し丑年終焉記念巨大Tボーンを仕留めたライル一行
そして旧正月の海灯祭に浮かれるライルランドに、悲しいニュースが響き渡った。
「ミートローフ御大がコロナ感染で1/20に亡くなっただとっ！そんなばかなっ！昨年のジム・スタインマンから立て続けにオペラロック界の重鎮が....」
「これはライル特製巨大ミートローフで弔わなければっ！」
だが前回は、陽気なドンキー♬ホーテー♬のテーマ曲の裏に仕組まれた邪悪な企みにより、致死量の塩分と発癌性炭化コーティングされた地獄のミュータントミートローフを悪魔召喚してしまうという帝国軍への大敗北を喫していたのだ。
「くっ、もはやこのボクにミートローフ追悼は無理なのか…。一体どうすれば…」
追悼石窯ミートローフ
ライルランド科学アカデミーの解析によると、あの大変異ミュータントミートローフは、ドンキの致死性プリミックスハンバーグダネと、火力コントロールを失ったダッチオーブンが原因だと推測された。
「今回だけは失敗するわけには行かないっ！ならば、この合い挽き自家調合肉塊だなっ」
冷え切った挽肉を、手が凍傷になるまで練ってと。
「ぐわぁぁぁ、手がぁぁぁ！だがここで追悼を止まるわけには行かないっ。あとはいつも通りに石窯の地獄の炎で浄化できるはずっ！ロックンロォォール！」
ということで極寒の冷え切った石窯に、聖なる炎を着火しましたっ！
そして蒸気機関助士よろしく、焚き火をくべては待つこと30分。
窯の温度は150℃ぐらい。
あとはこの火力をキープしつつ、キッチンダッチに入れた肉塊を焦がさないように焼いていくっ。
1時間ほどじっくり焼いて上火である程度焦げ目がついたあたりで、ダッチの蓋閉めて蒸し焼き状態にしてと。
「おおお、遂にできたっ。これは火の通りもばっちりで素晴らしい仕上がりだっ！これでミートローフも天国で地獄のロックンロールを....」(´；ω；｀)ｳｯ…
