〜前回までのあらすじ〜
牛バラ4kgを、石窯による全集中〜肉の呼吸で浄化に挑んだライル一行。
だが、温度計計測モード変更という妨害工作により、温度管理ミスを誘発してしてしまうのだった。
「結果的に、ライルランド史上最悪の超硬塊牛肉で、12年に一度の丑年を迎えることになろうとはっ!」(´・ω・`)ショボーン
「くっくっくっ、ライルめ。良くぞここまで戦ったと言いたいところだが、もはや貴様もここまでだ!この世の地獄を見せてくれるわっ!」
「こんな極寒の中でラムラック襲来だとっ!丑年だというのにっ!」
>丑年のラム!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
丑年のラム
まずは聖なる炎を起こした。
「塊肉に取り憑いた邪悪な呪いを祓いたまへ〜」
今回は塊肉の呪いを避けて、総務省の指導のもと、骨一本のウルトラライトプランと、骨二本のそこそこガッツリ厚切りプランに切り分けて、塩胡椒とローズマリーを散らしておいた。
水分の抜けてない枝からは、水分が滲み出てくる。
「水分の多い樹種があるの…」
こういうの煙が臭いから暫し待つが吉
火が落ち着いたところで、丑年のラム、ウルトラライトプランと、そこそこガッツリプラン、全て全力投入ですっ。
※プランってなんだよ!
ラムの脂は溶けやすくてすぐ炎上するので、あまり炎に近づけすぎないようにと。
「さらに芯まで熱が回るように蓋被せつつ」
「きたっ!このウルトラライトプランはとても美味しいっ!」
「ラムは火を通し気味のが美味しいの法則っ。そしてローズマリーがとてもよくマッチするの法則なのだっ。」
この辺はガッツリ肉厚プランならではのレア部分。(๑>◡<๑)
丑年のブリスケットその後
さて前回の超絶失敗ブリスケットは、ライルランド王国特級調理師の高等魔術によって、完全体ビーフシチューへと転生していたのだった!
「くっ!特級調理師恐るべしっ」