〜前回までのあらすじ〜
クリスマス需要の高まりで価格の高騰した丸鶏をさけて、骨付きラムの塊肉でクリスマスを乗り越えたライル一行。
だが、その狂乱の時期が過ぎた時、その売れ残りのチキンの怨念が町中を渦巻いているのだった!
「この哀れなチキンの魂を
恐怖の首なし死体
そして手に入れたのが、こちらの怨念にまみれた2キロ越えの恐怖の巨大首なし死体
「こ、これは酷いっ!首を切断するとは、犯人は被害者によほどの恨みがあったのだろうか。」
「しかも内臓が全て抉り取られているっ!なんと酷い猟奇殺人だっ!」
そして、鎮魂の儀式に備えて、内臓にレモン一個🍋半割りにして檸檬堂にしてから、塩胡椒。
「げ、塩が足りないな。切らしちゃったから後で足しておこーっと。」(๑>◡<๑)
この判断が後に致命的な問題を引き起こすとは、当時のライルには知る由もなかった…
「さらにローズマリーをつめてと。そして外側はナイフでグサグサと突き刺してからの、ニンニク片を突き刺すっ!可哀想だけど、悪霊退散のためには仕方ないのだっ」
そしてあろうことか、哀れな丸鶏ンドルの手足を縛り上げて身動き出来ない状態で、冷蔵庫に監禁した。
「うひひひ。うまそうだな。」
※この人完全に自分の立ち位置を見失ってる…
そして石窯に着火。
「この石窯はロケットストーブになってて、焚き口は下にあるのね。その火の上昇気流で窯を温める設計なのね。」
悪魔払いの儀式
「これより、悪魔払いの儀式を執り行うっ。供物を前へっ!」
「ダッチオーブンに乗せられて出棺です...」
※出棺いうなっ!
「秋に剪定したクヌギの細枝がこんなときに役に立つとは!長いの便利!」
お、焼けてきた。
でももう少し焼こうかな。途中からダッチオーブンの蓋をする作戦。
そして最後に火力を少しあげてと。
お!
おおお!
庭で取れた勝手に生えてきたルッコラを添えてと。
「完璧なビジュアルじゃないか!」
だかだ、ここで重大な問題が見つかった...!
味が薄い、完全に薄い!!!!!
「はっ、思い起こせば…」
〜げ、塩が足りないな。切らしちゃったから後で足しておこーっと。〜
後で足しておいたんだろうなっ!ಠ_ಠ
「あー、しまった、完全に忘れてたぁぁぁ。ライルの馬鹿馬鹿っ」