荒野に生きる消火栓
ライルランドに作られた消火栓。
だが、自然界には野生に生きる孤高の消火栓があると言う。
それらはこう呼ばれる。「錆びた化石」と!
我々取材班は、その知られざる生態をカメラに納める特命を受け、旅立ったのだ!
怒涛の錆と中国三千年の歴史
現地に降り立った我々の前に、早速1匹の色あせ系ツートン系消火栓が、興味深そうな顔で姿を現したのだった。ヾ(・ω・o) ォィォィ
そしてカバーが錆びた系。
「げっ!なんでリアルな錆びなんだっ!これは一流の職人さんが作っているに違いない。」(`・ω・´) シャキーン
そして、我々は更に進化した美錆び消火栓を発見したのだった!
「こ、これは!何という深みのある錆びっ!」
「なんるど!これは中国、明の時代の宮廷用に焼かれた陶磁器の銘品ですね。この釉薬の深みのある色といい、佇まいといい、いい仕事してますねぇ〜」
「ええっ!そんなバカなっ!」
そして可愛いお花ちゃんを挟んでと。(๑>◡<๑)
そして、また錆び。
お、白いのもみっけたよ!
「これは突然変異のアルビノですね。先天的に色素がない状態で生えてきた消火栓ということです。」
> 生えてきた? <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
「せ、先生!まさか、消火栓は地中から生えてくるんですか?」(´⊙ω⊙`)
「現代の最新解析によると、ほぼ間違いなく地中から生えてきたと考えられていますね。」
「なんてこった!さっき中国で焼…ガハッ!」
「しかも、生えたばかりの消火栓は、生毛に包まれていたという証拠が、近年ジュラ紀の地層から化石となって発見されてますね。」
そしてこちら!
「このイエローと進行したサビとのギャップが素晴らしいですね。萌えー!」
「さらにはボルトも錆びてるという。素晴らしいっ!」
そこで我々調査隊は究極の消火栓と巡り合ってしまったのだ!
「これはっ!これ以上ない錆の進行具合。まさに究極の錆びと言えましょう!」
もうボディも錆び錆び。
「野生の消火栓は、充分な食料が得られない事があるんですね。そのため、この消火栓の様に痩せ細って肋骨が浮き出てしまう事があるんですね。厳しい大自然に生きる消火栓ならではの光景です。」
「さて、こちらは赤いヘッドの、またトリッキーな角度の消火栓ですね。」
「これは消火栓ぎ生えた場所に合わせて、自ら角度を変えたんです。」
「赤の色あせ具合が、またいい味を出していますね。」
そして、名残惜しいながらも、最後に野生の消火栓をカメラに収めて、我々の旅は終わったのだ。
そして、最後に入ってきた野良冷蔵庫。
「うむむ、この撮影旅行で、ボクの消火栓はまだまだ錆が、修行が足りない感を感じてしまった!」(ㆀ˘・з・˘)