〜前回までのあらすじ〜
聖なる美少女クリロズちゃんの、衝撃的開花から、早二週間。
ライルランド領内のフロントガーデンには、暖かな日差しに応じるかのように、可愛いスギナの新芽が芽を出しつつあった。
>スギナの新芽!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
「くっ、憎きスギナめ、今こそ根こそぎ一網打尽にしてくれるわっ!」
そうこうして土いじりを始めたライルだが…
「ぐぬぬっ!ダメだ、土の芳香がボクを幻惑して、もう欲望が抑えきれないっ!」
そして一方、ライルランドにもロックダウンの危機が迫りつつあった。
「ライルよ、お主の状態異常を解くには、あの高警戒地域へ潜入して、禁忌の秘宝を手にいれるしか…」
えっ?
秘密の花園
というわけで、某所にある
「しっ!監視員に気付かれたら命はないぞっ!」
「ジキタリスのジッキーさん!この苗はこのボクが全部いただいたっ!」
「ルピナスはここ数日の暖気で、一気に店頭で開花しちゃってる感じ。蕾の買う方が、庭に植えてから花期が長いのに…」(´・ω・`)ショボーン
「まぁ、綺麗っ」
恐怖の有毒植物密売現場
おっ、激安ユーカリだっ。
「と、トリカブトっ!有毒アルカノイド含有の、恐怖の植物兵器がこんなところで密売されているとはっ!」
※密売ではありません
「クリロズちゃんは安定のかわゆさだけど、今回は買わない。」
「このシロタエギクみたいな葉っぱの、薄緑のお花ちょー可愛い❤️」
ん?
「クリリンのことかーっ!」
※違います
四季咲きのバラはずっと欲しいんだけど、植える場所も決まってない上に、どう見ても性悪な、悪魔の化身のドゲトゲみてたら…
「うん、まだボクには早いかな…」
「レッドバロン3000ゴールド!」
※レット違い。
「実は生垣に植えようかなぁと、ずっと思ってるけど、今日は可憐なお花が目的だから買わない。」
そして、桃の花を見てお花見も済ませられるというこの好環境。
「そしてお目当てその二のユーカリ。4800ゴールドか。どうしたもんか。」
これは黄金モチっていうんだね。アッシュさんの散歩中、近所の庭で見かけて気になってたんだ。
「これも生垣候補だね。」
薪
薪も売ってた。
「100kgで5000ゴールドだとっ!」( ´_ゝ`)フーン
ライルランドの薪は、全て貰い物原木だから、買うときの相場感が全くわからない…(´・ω・`)ショボーン
そして密売所のレジで
「おばちゃん!これでお会計よろしくっ」
「おやおや、あ店にでも植えるのかい?6800ゴールドだね。」
「よしっ、買ったぁぉぁ!」
ブルーシート持ってきたから、その上に積み込んでと。
「調達完了っ!」
「結局、大量の秘宝を手に入れてしまった。こんなに一気に植えられるんだろうか…。」(´・ω・`)ショボーン
「しかもユーカリ苗木まで買ってしまったし、緊急移植開始だっ!」(`・ω・´) シャキーン