今日はふたご座流星群のピークだよねっ。それなのにこれから天気が崩れるらしいんだ。今日に限って何だかなぁだよね。けっ!残念。ガックシのゲッソリだよ。(ㆀ˘・з・˘)
それじゃ早速脱線事件について捜査の進展をご報告だよ。(`・ω・´) シャキーン
そして野ざらしにほっとかれたトロ…ごめーん。しまい忘れた。m(_ _)m
そして車輪の動きを観察してると分かったことがあるんだ。それはね…
「まず、図の車輪Aが問題なんだけど、このフログにかかる瞬間に少し浮いてるんだ。ABCDのレベルが揃ってないという事になるね。」
「ふむふむ。それでAの車輪がフログレールに乗り上げてしまうと?」
「当初ボクもそれを疑ってたんだ。でも…」
ゴクリ
「ではライルさん。犯人はAを持ち上げた疑いのかかってるDとでも?いや、背後にいたCが怪しいですな。奴が真犯人かっ!すぐに指名手配をっ」
「待ってください、警部!」
「なんだね、ライルさん。真犯人がAでもCでもないとすると誰が事件を引き起こしたというのかね!」
「そう結論を急がないでください警部。問題の核心はここですよ!」
そういうとライルは一枚の証拠写真を見せた。
「これは事故の起こる瞬間のAの再現写真です。なぜ彼がこの後写真の左に曲がるべきところを右に向かったのか?」
「うむ。それを早く説明してもらえんか。」
結論を急ぐ警部をよそに、順序立てて説明するライル。
「この時点で既に被害者Aは浮いており、手前には事故現場のフログ、つまり三角に交差したレールが見えています。」
ゴクリ
「だかこれだけでは事件を引き起こす決定打とはならないのですよ、警部。この状態から事件を引き起こすには、反対側から押す以外に考えられません!つまり犯人は現場に近すぎて、写真からも見切れている人物ですよ。」
ゴクリ
「真犯人はあなた!脱線の被害者の一人であり、そしてAのパートナー。Bさん、貴女ですね!」
泣き崩れるB
「ライルさん、話がさっぱり見えないがどういう事かね?」
「つまりこういう事ですよ警部。ABCDいづれも最初の図で赤い矢印側、カーブ外側に向かってまっすぐ進もうとする力が働きます。」
「それは当然だな」
「脱線の瞬間、一人だけ車輪のフランジが効いていない人物がいるんです。それが被害者のBさんですよ。」
「よし、Bをトロッコ脱線殺人未遂容疑で緊急逮捕だっ!」
「待ってください!ここでBを逮捕しても第二第三の事件が起こるでしょう。」
「なにっ!」
「事件は起こるべくして起こったのですよ。しかし防止する策が一つだけあります。」
「なんですと!」
「fの位置に緑矢印のようにBのフランジを効かせるためのガイドレールを設置するのです!」
おおっ!解決に一歩近づいた感が出てきたよ!\\\\٩( 'ω' )و ////やったるでー
続く。