〜前回までのあらすじ〜
突如攻め込んできた、生ソーセージと、牛ステーキのツインアタックを焚き火で浄化したライル一行。
そしてふと立ち寄ったブッチャーで、伝説級の塊肉を目にしてしまうのだった。
「こ、これでアメリカンBBQ界の頂点、ブリスケットに挑めるっ!おいちゃん!すぐに焼くのでこれ下さいっ!早く下さいっ!」
そして肉だらけの長い一日が始まった。
朝の石窯着火
「とにかくこの闘いは長期戦を覚悟しないとっ!」
万全の態勢で、朝の9:00から石窯に火を入れたのだっ!(`・ω・´) シャキーン
今日は風が強いから、焚口の煉瓦も高くしてと。
一度火がついたら、あとはたまに覗きに来るだけ。
トリム地獄
さて、石窯が温まるまで、この4kg5400ゴールドで、手に入れた極秘肉塊を。
「ふむふむ。」
秘伝の書を傍で参照しつつ。
「この筋を外すのね。エクスカリバァァァァァ!」
「こんな感じで良いのかな…。」
そして奥にはトリムした膨大な脂と、筋肉がががっ!
「あ、裏の脂身はまで全部削いでしまった。」
「ゼーハーゼーハー、厳しい闘いだった。しかしもう10:30かっ!準備作業にこんなに時間がかかるとは、聞いてないですっ!」
胡椒地獄
その切り捌いた肉塊を
「デカすぎて、塩胡椒をどれだけ振れば良いのかわからない…。そして30分ミルを挽き続けた手がもう限界です。」(´・ω・`)ショボーン
石窯持久戦
「まずいなっ!このペースでは夕食に間に合わないっ!すかさず焼き始めないとっ!」
様子見。
「ん?まずいっ温度が高い?」
「しまったぁぁぁ!温度計が℃じゃなくて、℉モードになってるじゃないかっ!温度管理が肝だというのに、これはクリスマスの呪いか、はたまた敵の工作員の仕業かっ!」
そしてドクターペッパーと、マスタードとチリパウダーベースのライル特製ベドベト悪霊エキスも塗りたくってと。
ここまで既に数時間焼いてる。
ここらで焼きを止めないと焦げて乾燥してしまうっ。
秘伝の書によると、ブッチャーペーパーなるものか、アルミフォイルで包んでさらに数時間焼くらしい。
そして、しばらく火を焚きつつ、そのまま火が落ちて、肉が落ち着くまでさらに数時間まってと。
「窯はしばらく蓄熱してるから、これでちょうど良いはずっ!」
ブリスケット試食
ま、外はこんな黒焦げ焼死体みたいななんだけど。
「出来栄えで想定通り。」
「そして問題は中身ですよ。人間もお肉も、中身が大事っ!その中はホロホロジューシーな…」
ん?
(てか硬いっ!死後硬直が始まってるっ!)
> 死後硬直! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
たまに柔らかいゾーンもあるにはあるんだけど…
吉田のタレでもつせてみよう。
「でもやはり思ってたホロホロラブリーな仕上がりと全く違う…硬い…」
「ぐぬぬっ!9:00に着火して、19:00まで十時間に及ぶこの死闘はなんだったんだ…」
クリスマスということもあり、勢いあまって4kg全部焼いちゃった。どうしよう。オロオロ(´・ω・`)ショボーン