〜前回までのあらすじ〜
ここ、ライルランドにひっそりと生息する樹人族。だが、時が経つにつれ、それらは徐々に巨大化し、大いなる災いをもたらす存在となってしまうのだ。
そこで毎年のように冒険者が召集され、その樹人の剪定、通称トレント討伐が開始されるのが慣わしとなっていた。
「前回の討伐は一年前なのかっ!今年も第19使徒ハビキス襲来に備えて、大討伐だっ!」
>ハビキスやばい!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
ケヤキの大木と滑り台の残骸
庭にケヤキの木欲しくって、苗木を植えたんだよね。
そしてすでにモンスターとなった我が子を手にかけるべく、チェーンソーを握りしめて、梯子をかけた樹上へ。
「ううう、怖い…」(´・ω・`)ショボーン
「お、こんなところにブルーベリー発見っ!てか苦っ!ぺっぺっ」
※ブルーベリーではありません。
エンジンチェーンソーを不安定な木の上で使うの怖いので、電気チェーンソーを引っ張りだして片っ端からカット。
あっという間に、地上が剪定枝で埋もれてしまった。
「なんて量だっ!敵の数が多すぎる」
次から次へと襲い掛かる枝をチェーンソーでバシバシ切り落とすっ!
だが落としたトレントの腕がっ!
「みかんちゃーん!」🍊
なんてこった!
かつての滑り台だったもの、だが今は滑り板がなくなってただのクライミングウォールなんだけど、その台の上に脚立を立てて、さらなる高みを目指すっ!
アンビリカルケーブルが枝にやられたっ!
「エヴァ完全に沈黙しましたっ!」
そして滑り台から屋根に繋がる、煙突掃除用のブリッジ。
「はっ、ライル閃きました!ブリッジに電源ケーブル通せば良かったのでは?しかも玄関にコンセントもあるし好都合」(๑>◡<๑)
「このまま切り落としたら、重心的に切ってるボクに直撃してしまうっ!」
それにしても、ここ最近ではピカイチの、湿気のない超秋晴れなのだっ!
「こ、これはベストウエザーオブザイヤー確定か!まさかライルランドにも天気の子がっ!」
映画見てないから内容は知らないんだけど…テヘッ(๑>◡<๑)
門柱脇の桂の木も、伸びて届かなくなっちゃうので切った。
「あー、落下した剪定枝が、オリーブちゃんに!許さんっ!」
「あー、スッキリした!ブリッジのローブが切れてきたのと、今年はイルミネーションを仕込み直したいんだけど…」
しかし、討伐すべきトレントはまだ何体も残っているのだった。(´・ω・`)ショボーン