今週のお題「お気に入りの飲み物」なんだって。
〜前回までのあらすじ〜
敵の四天王、最後の一人は豚ロースだった。
下味つけて焼き始めた矢先、敵の卑劣な妨害工作により、一瞬目を離してしまうライル。その隙に、豚ロースは痛恨の黒焦げ焼死体と化してしまう。
そしてライルは、初の手痛い敗北を期してしまったのだ!
肉汁は飲み物ですか?
試しに焚き火場の屋根裏に、ガラス玉の編み方でボトルを編んで吊るしてみた。(๑>◡<๑)
「そう、冒険者御用達の飲み物といえば、もちろんアルコール入り『HP回復ポーション』と、塊肉の肉汁だよねっ!」
> HP回復ポーション! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
「HP回復ポーションの種類はビールでもワインでも焼酎でも、実はなんでも良かったことがわかったんだ!大事なのは摂取するシチュエーション。」
そうアラスカの原野から、雪山に湧き出る野湯から、波に揺られるカヌーの船上に至るまで。回復ポーションを飲むベストシチュエーションを、長年探求し続けて来たライルの出した答えとは…
「ゴクリッ」
「焚き火と肉だっ!」(`・ω・´) シャキーン
さぁ、今日も焚き火をつけて、あくまでHP回復のために、HP回復ポーション(アルコール入り)と肉汁を飲んでいくよっ!(๑>◡<๑)
牛ロース一本買い!
「そして無念の敗北の後、当てもなくさまよっていたボクは、闇の肉商人ハナマサこらこれを渡されたっ!」
おあお、まさかの牛ロース一本物。
「ロースの仇は、ロースで返すっ!(お、我ながらそこはかとなく名言ぽいっ)」(`・ω・´) シャキーン
※訳注:完全に気のせいです。
名刀エクスカリバーで厚めに切り分けて。
常温に戻したときに肉がダレるから、思ってるより厚めに切った方が良いみたい。
「フハハハハ!辺り一面血の海だっ!」((((;゚Д゚)))))))
そして山賊の野営地の焚き火場。隣に見えるのは石窯ね。
ううっ、煤けた網と焦げ付きが、前回のロース決戦の悲惨さを物語る…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
「だがっ、ボクらはそれでも前に進まなければならないんだっ!死んでいった仲間のためにもっ!ファイヤーボーーール!」
※訳注:どうやら着火の掛け声らしい。
そして煙はこの高度な集煙システムにより集められ、屋根を抜けて二系統に分岐して排煙されるのね。
「げ、何気なく滑り台バラした、ウェスタンレッドシェダーの腐った端材を燃やしたんだけど、すごい臭いがががっ!」
WRCはヒノキみたいな香りがするんだけど、お肉には向かなそうなので除去した。
そして極厚ビーフを安全宣言の出された、いい感じの焚き火へGO!
「おお!素晴らしい生肉の輝きっ!」
おおお!✨✨
火加減見ながらひっくり返してと、
「焼けて来たっ」(๑>◡<๑)
触ってみて、表面が硬くなったら焼き上がりっ
おお、赤間肉の旨さが炸裂してるっ!
肉厚があるから、表面がカリカリでも中はいい感じの焼け具合。
「豚ロースよ!君の仇はビーフで取った!そして安らかに眠れっ、アーメン」