今まで話のおさらい。
雪に閉ざされた魔王城。帝国軍の本拠地であり、ボクらのマキエネルギーを奪うべく何時も悪巧みを企てているんだっ!
そして、年明け早々にまた車がらみの事件がっ。去年の大事件で、禊が済んだかと思ってたのにっ!
その去年のこと、草刈機ぶん回してたら、隣の車の窓ガラスが割れ…。
「ばっかもーん!」
隣の波平に怒られた(´・ω・`)ショボーン
それで禊が終わるかと思いきや、年末駐車場でドア開けたら、突風でドアが勢いよく開いて隣の車に、よりによってベンツの助手席ドア凹ましまして((((;゚Д゚)))))))
なんでボクだけそんな目にっ!
そういえば高速走ってたら、車の底の謎パネルが外れたって事件もあったし、車のリコールハガキは後から後から届くし…(´・ω・`)ショボーン
「帝国軍の邪悪な呪術師めっ!ボクだけでなく、車へも呪いをかけてくるとは…」
そして今回
もうすぐ雪でも降りそうだからチャチャっと2台分スタッドレスタイヤに交換したのね。
「油圧ジャッキの扱いならボクに任せてっ!」
そう、ライルは日々、油圧式筋力アップマシンを巧みに操って鉄曲げトレーニングに励んでいるのだっ。
「車を持ち上げるなど、造作もないよっ!」(`・ω・´) シャキーン
交換はすぐ終わったんだけど…
だ、が、だー
「ライル、これ、異音がヤバいんだけど…」
「えっ?空気圧大丈夫そうだったんだけどなぁ。空気入れてみるね」
あれ?空気入れてから、初めて乗ってみたんだけど、そんじょそこらのイオンじゃないっ!ばかっ、ショッピングモールの方じゃなくてっ、『異音』のギギーだっ!
「謎は全て解けたっ!明らかに左前輪がホイールに当たってる」
ライルアローは超音波、そしてライルイヤーは地獄耳なのだっ!(๑>◡<๑)
確認すると、ブレーキキャリパーに当たってアルミホイール削れてる。
「おかしいですね。去年もこの全く同じタイヤを使っていたはずなのに…」(。・ω・。)
「であれば今年も使えるはずですな」
「昨年のタイヤであればこの犯行は不可能…」
ここはズバリ帰納法で考えると、答えは一つしかないっ!
「ブレーキパッ…」
「ワトソン君。このタイヤは巧妙に作られた偽タイヤ。わざと事故が起こるように細工され、すり替えられていたのだっ!」
えー!ちょっまっ、ライルさんブレーキパッドはっ?帰納法が明後日の方向にすっ飛んでったでー!
「くそー帝国軍の奴らめ、トロッコ軌道敷設妨害のみならず、車に細工して命まで狙ってくるとは!絶対に許さないっ!」
魔女裁判や…
「法廷に引きずり出してから、剣でギタギタにして焚き火で火炙りにしてやるっ!」
そして残忍な刑がっ!
…あ色々混ざってるから、法廷の意味ががが…