〜前回までのあらすじ〜
苦節三年の末に爆誕した最終兵器『シャベリン』が、たった数回の使用で大破してしまったライル一行。
だが、計画は超特急の突貫工事で進めなければならなかった。灼熱の太陽の季節がやってきてしまうからなのだっ!
『早く防熱装備を準備しなければっ!それにはこの地盤改良が急務っ!』
人車運行中
そして今日も鉱山鉄道をつかって、このガレ場から
ゴロゴロ
人車軌道絶賛運行中なのですっ(`・ω・´) シャキーン pic.twitter.com/8gdKsy6SeA
— pippiryle (@pippiryle) 2020年7月5日
ドサー
「ぐぬぬ。あっちを削っては、こっちに盛ってであづくであづくで辛い…」
ポーラスコンクリート
「そしてだっ!遂にやり直すこと3回目の、このテラコッタテラスを改修する時がやってきた。」
「おおお!」
「我々が今回挑むのは、このインターネットの深淵から発見された、幻のポーラスコンクリートだっ!」
「ま、まさかっ?こんなものの製法が残されていたとはっ!」
因みに、一般的なコンクリートの比率はこれね。
「つまり砂を加えず、骨材とセメントだけで固めて、隙間を残して透水性を持ったコンクリートにするということですねっ!」
「なにそれ、すごいっ」
「しかも、意外と量を使う砂が要らないということは、運ぶにしろ、練るにせよ労力が当社比33%オフという、画期的な技術なんですっ!」
>労力当社比33%オフ!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
「その案乗ったぁぁぁ!!!」
そして体重計を持ってきて、古文書に記された比率を完全再現。
それを練るっ
それを何度も繰り返し
「あっ、ちょっと多いな…」
「ちょっ!25kg入りかと思ってたら、20kじゃないかっ!しまったぁぉぁ、計算間違えたっ!」(´・ω・`)ショボーン
前途多難過ぎる...
それを何度も突き固める。
「エンジンプレート借りてくる代わりに、このダンパーを召喚しましたっ!そして今日も深夜まで残業させられたっ!」(´・ω・`)ショボーン
ポーラスマスターへの道
そして一夜明け
「お、固まった!なるほど、アスファルトみたいな感じになるのか。あれも同じ仕組みか!」
奥のレールは、上に単管パイプを転がして水平を取る風を装いつつ、隙あらば電磁誘導で砲弾を射出するための秘密兵器ですっ。
そして試作品の実験結果が良好だったので、唸るトロッコと共に遂に量産体制に入った!
>唸るトロッコ!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
我々には唸りを上げて回転破砕する、
※殺戮するんじゃないっ!
比率は、砂利3袋60kgに対して、セメント25kgの半分、水3.5kg、ぐぬぬ、また計算間違えた気がするけど、まぁ諦めよう。
そして一気に3袋単位で練り上げてやるっ!