ぴぴらいる鉄道事業部 トロッコ課!

1/1スケールで工作するのー。そして薪割り係で焚き火ステーキ係で、保線員で、お花担当ですっ!

ライルランド鉱山鉄道 幻のポーラスコンクリートを作るっ

〜前回までのあらすじ〜

苦節三年の末に爆誕した最終兵器『シャベリン』が、たった数回の使用で大破してしまったライル一行。

pippirail.hatenablog.com

だが、計画は超特急の突貫工事で進めなければならなかった。灼熱の太陽の季節がやってきてしまうからなのだっ!

『早く防熱装備を準備しなければっ!それにはこの地盤改良が急務っ!』

人車運行中

そして今日も鉱山鉄道をつかって、このガレ場から

ゴロゴロ

ドサー

「ぐぬぬ。あっちを削っては、こっちに盛ってであづくであづくで辛い…」

ポーラスコンクリート

「そしてだっ!遂にやり直すこと3回目の、このテラコッタテラスを改修する時がやってきた。」

「おおお!」

「我々が今回挑むのは、このインターネットの深淵から発見された、幻のポーラスコンクリートだっ!」

透水性コンクリートを作りましょう

「ま、まさかっ?こんなものの製法が残されていたとはっ!」

因みに、一般的なコンクリートの比率はこれね。

「つまり砂を加えず、骨材とセメントだけで固めて、隙間を残して透水性を持ったコンクリートにするということですねっ!」

「なにそれ、すごいっ」

「しかも、意外と量を使う砂が要らないということは、運ぶにしろ、練るにせよ労力が当社比33%オフという、画期的な技術なんですっ!」

_人人人人人人_
>労力当社比33%オフ!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

「その案乗ったぁぁぁ!!!」

そして体重計を持ってきて、古文書に記された比率を完全再現。

それを練るっ

それを何度も繰り返し

「あっ、ちょっと多いな…」

「ちょっ!25kg入りかと思ってたら、20kじゃないかっ!しまったぁぉぁ、計算間違えたっ!」(´・ω・`)ショボーン

前途多難過ぎる...

それを何度も突き固める。

「エンジンプレート借りてくる代わりに、このダンパーを召喚しましたっ!そして今日も深夜まで残業させられたっ!」(´・ω・`)ショボーン

ポーラスマスターへの道

そして一夜明け

「お、固まった!なるほど、アスファルトみたいな感じになるのか。あれも同じ仕組みか!」

奥のレールは、上に単管パイプを転がして水平を取る風を装いつつ、隙あらば電磁誘導で砲弾を射出するための秘密兵器ですっ。

そして試作品の実験結果が良好だったので、唸るトロッコと共に遂に量産体制に入った!

_人人人人人人_
>唸るトロッコ!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

我々には唸りを上げて回転破砕する、 大量殺戮破壊兵器 コンクリートミキサー があるのだっ!

※殺戮するんじゃないっ!

比率は、砂利3袋60kgに対して、セメント25kgの半分、水3.5kg、ぐぬぬ、また計算間違えた気がするけど、まぁ諦めよう。

そして一気に3袋単位で練り上げてやるっ!