〜前回までのあらすじ〜
巨大肉厚ランプステーキを、見事に焚き火で焼き上げたライル一行。
だが今回その行方には、オリハルコンの如くカチカチに固まった、アイスエイジの冷凍肉が立ちはだかるのだった。
紅葉が見頃なっ
ライルランドの南は古墳らしいんだけど、一面紅葉ばたけになっているのね。
「まぁ、宅地にはできないよね。墓荒らしたら呪いが降りかかるもんっ!」
その古墳側からライルランドの煙突を見る
で真っ赤っか
借景で綺麗だけど、いつも目の前にあるからさして特別感はないんだなぁ…
そういえば、全く興味無かったポインセチアの、この中心が綺麗だなぁと初めて気がついたの。
「こんなことなら、先日安く売ってたポインセチアを買っておくんだった…」
冷凍肉をそのまま焼くっ
ライルランドのお肉は、食べ切れない分は、小分けにして冷凍しておくのね。でも、それをゆっくり解凍しても、ドリップが出てきちゃう不満ががが。
そんななか、
「実はここだけの話ですが、冷凍のまま焼いてるのをどっかで見かけましてね。フフフ」
「なにっ、フライパンならまだしも、蓄熱量無尽蔵な焚き火調理ならいけるかもしれんっ!」
つけた焚き火に、ほいっ。塩胡椒振れる感じじゃないけど、そんなものは後回しだっ…
「しかし本当に凍った塊のままだな…だがっ!ラップランドの民は、こうして暮らしてるのだっ!」(想像)
ぐぬぬ、少し心配になってきた…
だが、時間とともに良い感じに焼けてきてー(๑>◡<๑)
「無論、失敗した際のバックアップに、ソーセージも焼いてあるという、万全のサポート体制っ」(`・ω・´) シャキーン
焼けた!
「おおお!」
こ、これは良いんじゃないか!
しかも不思議と焼いた後の肉汁流出も抑えられてる。
実験は珍しく成功です