昨日見かけたプロの伐採現場の続報ですっ!
「おお、なんという早業!もう何本も切り倒されてる!」
「そしてーこっちの大木も時間の問題だとっ」
そして一方、ライルランドを騒がせているのは街灯復旧問題。
通販で買った街灯の曲面ガラスが何者かの手によって割れていたのね。アクリル板を曲げるガイドになる円筒を探し続けて、はや10年。
しかし…
「ライルランド全土くまなく探したんだけど、ちょうどいい円筒形がなかったんだ…」
(´・ω・`)ショボーン
「仕方ない、テーパーついてるけどこのブリキバケツを使おう。」
「これだけ探しても見つからないし、このバケツこそ、きっと失われた円筒だっ!ガラスの靴をここへ!」
「おお、ピッタリ!」
よしっ、ストーブの天板にのせて温めて
ぐぬぬ、ストーブ天板温度が低くて、やらかくなるのに時間がかかるな…
こうなったら、禁断の技をつかうしか…
「マントル内にインっ」
必技マントル内にインをすると、万物がとろけてしまうのだ
「そして一気に曲げてやるっ」
…
あれ?
…
冷えた時に弾性で戻るから、実際より小さい径に曲げてないとダメだった。バケツよ、伝説の円筒はお前じゃないなっ!
また振り出し…いや、まてよ!ということは…
「最初に見つかった梅酒の瓶がピッタリだったんだっ!」
「フッ、10年間探し続けた伝説の円筒が、最初から目の前にあったとは!とんだ無駄骨だなっ…」
そして再びストーブの熱で、アクリル板を曲げることに
ジュワッ
「あちちち!って素手で板押さえられるかっ!」
そこは革手袋じゃろ…
お、
お、いける
おおー!本当に曲がったよー!
そして曲がってなんと同じものが出来た。
「ガラシュや、これが戦乱で生き別れになったお前の双子の妹、アクリールじゃ」
「アクリール!あの戦火の中よくぞ無事でっ!」
「お姉様!」
おお、まさに双子。瓜二つ。
という感動の再会があったり、なかったりしてるかたわら、街灯本体の爪を起こして、そっと二人を入るべきところに嵌めると、ついに街灯が光を放ち始めっ…
「うわっ、何がっ!」
※まだ電気が繋がってないので光は放ちません。
「おお、なおった!邪悪な呪いがついに解けたっ」
街灯の呪いを解くには、奇跡の双子、ガラシュと、アクリールが必要だったのだ。( ´_ゝ`)フーン
「あれだけ無理だと思われていた、難関修復クエスト攻略がここに完了したっ。今宵は宴じゃ!肉を持って祝おうぞっ🍖」
「隊長殿!昨日補給部隊が、ベビーバックリブと、ラムチョップを調達したとの報告が入っております!」
おおお!攻略記念肉祭りじゃー!
焚き火着火ファイヤー!
帝国兵工作員「ま、まさか破壊工作にも関わらず、アクリル板で攻略するとは!これはすぐ次の手を打たねばならんっ。皇帝陛下に報告をっ!しぶとい奴めっ…」