庭の小屋の丸太パーゴラにはバラをつたわせてあるのね。ポールズヒマラヤンムスクって品種で、初夏のデレった時は、薄ピンクの小花がこれでもかって咲き誇ってすごく可愛いんだけど…
その他の季節は、基本にツンツンしてるのね。バラだから棘が…
しかもこのバラには一本なんだけど大きく繁ったのが垂れ下がってて、パーゴラ下は通行止めにするレベル。
いまや小屋までの道のりは命がけなのだっ。
丸太のパーゴラも腐って折れて危険度マックスだけど、これは今回気がつかなかったことにしよう((((;゚Д゚)))))))
そういえばこの丸太、もともと河原で拾ってきた流木だからお金掛かってないんだよ…(๑>◡<๑)
そして、出っ張った枝を剪定して、崩れかけたメッシュを直して…
「あー、絡まって動かない…」
ブスリっ!
「ぎゃっ!痛いって!」
革手袋して注意しながらやってるのに…
で、この剪定枝がまた恐怖のツンツンぶりで、後で迂闊に草と一緒に枯れ枝を触ろうものなら、極限まで強化された鋼鉄棘ブスリの悲劇が待っているのだっ!
「ヤバすぎる!」
うむむ、このバラの剪定枝、処分に困るんだよなぁ…
「この枝には悪霊が取り憑いておるのじゃ!」
げげっ。
まてよ、ここでライル閃きましたっ!
「鳥の生贄でツンデレローズ剪定枝の悪霊払いをするんだっ。その返す刀で、無念のクリスマスにやり残した石窯ローストチキンをリベンジローストだっ、ファイヤー!🔥」
そうと決まれば話は早いっ、何軒かスーパー回って悪霊退散の儀式に必要な生贄を召喚してきた!
「出でよ、チキン!」
儀式のための千ベリー程度の出費はやむを得ないっ!鶏肉安いよねっ。
軽く洗って、お腹の中に退魔祈願の、にんにく、ローズマリー、月桂樹、レモン🍋詰めて楊枝で封印!
先に焚き火起こして、炎が大きくなったら棘つきバラの枝を燃やしてと。
そして焚き火で燃えてる薪を、窯の焚き口から投入すると、上昇気流が起きて(`・ω・´) シャキーン
おお、ワープ航法みたいな写真になった!
奥に焚き口が繋がってるのね。
そのワープを抜けてー、ぐるりと耐火煉瓦で組んだ石窯ドームに沿って熱が回って、窯自体をあっためる仕組み。そして排気はドア上の煙突から草屋根抜けて出てくるの。
「機関温度上昇良好!間も無く臨界点に達しますっ!」
「いっけー!クリスマスの恨みはチキンで返すっ!」
待つ事1時間。
途中温度上げすぎて焦げたので、こっそりひっくり返した。てへぺろ
なので裏面も焼き色つけてー
「悪霊払い終わりました!」(๑>◡<๑)
うーむ。このでろでろな肉汁エキスが美味すぎる。仕込んでおいたレモンの酸味が凄くあうっ。