この間ね、会社の近くのアンティーク屋さんを覗いてみただよ。
馬に乗った騎士像付き時計やら、ヴィーナス像やら、まぁ色々置いてあったんだけど、その中でもひときわ目を惹く一品が!
「おー、絵付きタイルのレリーフ!いい仕事してますねぇ〜」
絵付きタイルが額縁風の枠の中に9枚並べてあって、一枚の絵になってるの。
「お値段は〜、ジャカジャン!」
「5800」
おー、えー?こんないい仕事してるのに5800円なのっ!もー即決じゃん。(`・ω・´) シャキーン
「おばちゃーん。これ5800円なの?」
「うふふ、お客様。桁が大きくなるからゼロ取ってあるんですのよ、ウフフ」
「へ?」
ゼロが取ってあるんですのよ?だと。意味わからん。
ははーん。
「ドル建てでセントが書いてない的な?」
「いえ、お客様。円建てでゼロが3つほど書いてないだけでございますのよ。うふふふ。」
へ?
「円建てで、ゼロが3つ書いてないとは、そちもまた異な事を申しおるな。わはは。」
ライルは思わず殿化してしまった!
「ですのでお客様。単純に値札にゼロを3つつけた金額ですわ。オホホホホ。」
げ、てことはだよ。
「では鑑定額お願いします。」
「一、十、百、千、万、十万、百万…」
580万かー!ふーん。
えっ?いまなんつった?
580万円なの?
てか、そんなもの床に無造作に転がしとくなよ!
オーマイガッ!ジャパンにそんなルールがあるなんてキイテナイヨー。
それに周りのものみんな100万越えのアンティーク!うっかりリュックを引っ掛けようものなら余裕で死ねる。
ひぇー、恐ろしい魔女の森に迷い込んでしまった。完全アウェーだ。殺される〜!
「お客様。またのお越しをお待ちしておりますわ、うふふふふふふふふふふふ〜〜」
という事件があってだな…(๑˃̵ᴗ˂̵)てへぺろ
そして工作の神様が降臨なされての、突然のお絵描きターイム。
うちにある割れたテラコッタのタイルと、こんなこともあろうかと買って置いた安い時計のムーブメントだけ使って作れそう。
そうそう、後で調べたら、レリーフは凹凸付きのやつなのね。
じゃ絵付きタイルの…なんていえばいいんだろう?