「ベントンさん。お願いします!」
本当はレールの形にあった顎があれば良いのですが、フック船長から切り出した半円のバーをスペーサーとして挟みます。
そしてベントンが渾身の力12tで、ゆっくりと圧をかけていくと…
おお、
おおお、
「凄いよ、ベントンさん!曲がってるよ!ちゃんと曲がってるよ!」
そして、場所をズラしては力を掛けを繰り返し。
バンッ!
順調かに見えた作業の中、突如響き渡る謎の破裂音。
また何かが壊れる音?
嫌な予感がライルの胸に込み上げる。
ところがそれは…
へ?まさかのレール割れてるよ?
おおお、なんと大いなる力を我々は手にしたのか!
じゃこのまま更に力を掛けて、
ガンッ!
うわ、また爆音。
ベントンさん?大丈夫?
うゎーん、怖かったよ〜、ベントンさーん。
ライルびっくりして死ぬかと思ったよ。
ていうか、力掛けすぎてレール折れてるし。
またベンジャミンさんみたいに死んじゃったかと、ライルすごく心配したんだからねっ!プンプン。
急カーブ曲がるのかなこれ。(´・_・`)
半径2メートルぐらいに曲げたいんですけど…
とにかく今日は風が寒いし、鉄の割れる爆音にビビって心が折れたので違うことすることにするよ。
ううっ、シクシク(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)